安倍晋三首相は8月30日、9月3日の内閣改造で小渕優子・元少子化担当相(40)を、閣僚か党三役として起用すること検討する方向で調整に入った。新設する安全保障法制担当相には、防衛相との兼務で自民党の江渡聡徳・前防衛副大臣を入閣させる方向で調整しているという。時事ドットコムなどが報じた。
安倍晋三首相は30日、9月3日の内閣改造で新設する安全保障法制担当相に、防衛相との兼務で自民党の江渡聡徳前防衛副大臣を充て、西川公也衆院議員を入閣させる方向で調整に入った。また、小渕優子元少子化担当相を閣僚か党三役として起用することを検討。(中略)
女性の積極活用を掲げる首相は、閣僚経験があり、第2次安倍政権で財務副大臣を務めた小渕氏を要職で起用する考え。閣僚か党三役の総務会長などとする案が出ている。(時事ドットコム「安保法制相に江渡氏起用へ=西川氏入閣、小渕氏要職-石破氏は地方創生軸・内閣改造」より 2014/08/30)
小渕恵三・元首相の次女で知名度もあり、長男(6)と次男(4)の母でもある小渕氏。安倍首相は、2015年春の統一地方選や沖縄県知事選をにらみ、女性の登用をアピールするとともに、党刷新のイメージを打ち出す狙いだ。
小渕氏は、26日夜に出演したテレビ番組で、入閣の打診について「子育てを理由に仕事を断らないようにしてきた」とし、受け入れる考えを示していた。
就任の打診があった際に受諾するかについて「一般的にはそういうことではないか」と述べ、受け入れる考えを示した。6歳、4歳の男児の母親だが「子育てを理由に仕事を断らないようにしてきた」とし、安倍晋三首相が進める女性の活躍推進策について「後押ししたい」と述べた。
(日刊スポーツ「小渕優子氏は入閣OK」より 2014/08/27 09:10)
毎日新聞によれば、内閣改造における最大の焦点だった石破茂幹事長の処遇は、石破氏を重要閣僚として入閣させることで決着したという。
※初出時の見出し、江渡聡徳氏のお名前を誤って表記しておりました。お詫びして訂正いたします(2014/08/31 15:20)。
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