9月16日午後0時28分頃に発生した茨城県南部を震源とする地震の発生を受け、東京ガスはガス漏れの確認と、安全装置が働いてガスが止まった場合のシステム復帰方法について呼びかけている。
東京ガスによると、今回の地震ではガスの主要な供給設備や発電所に被害は確認されていないが、ガスが漏れてにおいがしないかを確認をしてほしいとしている。万が一ガスのにおいがしたら、ガス栓とメーターの元栓を閉めて窓を開け、すぐに最寄りの東京ガスに連絡するように呼びかけている。
その際に、照明や換気扇などのスイッチは、スイッチから火花がとぶ恐れがあるため、手を触れないようにとしている。
また、東京ガスでは震度5強相当以上の揺れを感知したときなどに、ガスメーターが自動的にガスを止めるようにしているため、今回の地震の影響でガスメーターの安全装置が作動し、ガスが止まっている家庭もあるという。そのためガスメーターの赤いランプが点滅している場合には、以下の復帰手順に従って、自分で復帰操作をするよう、呼びかけている。
【復帰操作の手順】
- まず、ガス栓、器具栓をすべて閉める。
- 次に、マイコンメーターの左上のキャップを外し、中のボタンをしっかり押す。
- 赤いランプが点灯するので、すぐ手を離す。
- そのまま約3分間、赤いランプの点滅が消えるまで待つ。点滅が消えればガスが使える状態になる。
■東京ガスが高密度に配置した震度検知システム「SUPREME」とは
なお、東京ガスは地震発生時に的確な供給停止判断を行うために、SUPREME(シュープリーム)というシステムを構築。供給エリア内の約4000ヶ所に、約1平方キロメートルに1基という高密度で地震を感知するセンサーを設置している。気象庁の震度観測点は、日本全国で見ても665であり、東京ガスの観測点のほうが圧倒的に多い。
この東京ガスのSUPREMEや気象庁などのシステム情報を組み合わせ、横浜市は各地の地震の震度を、地図上にリアルタイムで知らせるサービスを提供している。このサービスでは横浜市がハイライト表示されている。
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