テキサス州のダラス・フォートワース国際空港で、怒り狂った男性が同乗者を襲うところが撮影された。映像によると、どうやらその同乗者の男性が同性愛者だと思ったようだ。しかし、周囲の人々 (その中にはカウボーイ・ハットをかぶった男性を含む) がすぐさま行動を起こし、男性を取り押さえた。
注意: 映像と以下の説明には不適切な表現が使われています。
喧嘩の前に、カウボーイ・ハットをかぶった男性が仲裁しようとした。
「何で怒っているんだ?」彼は尋ねた。
「ホモに対してだよ!」。同性愛を毛嫌いする男性が叫んだ。彼はピンクのシャツを着た旅行者に向かって激しいヘイトスピーチを繰り返した。「そこにいるホモ野郎のことだよ!」。
すると、映像を見るとわかるが(1分15秒ごろ)、彼はピンクのシャツを着た男性を蹴って殴りかかった。群衆はすぐさま行動を起こした。
わめく男性が取り押さえられると、空港警察官に引き渡した。
容疑者の男性は取り押さえられて地面に横たわり、警官が手錠を掛ける時にも、微笑んだり笑い声を上げている。また別の時には、自分がどうしてこんな行動をとったのか言い訳しようとしている。
「なんでやったか説明させてくれよ。これがアメリカだからさ。それが理由だ」。さらに彼は取り押さえた2人の黒人警官に言った。「お前らが黒人として生きて、息をして、歩けるのと同じ理由さ」。
彼はまた、手錠を掛けられる時も繰り返しピンクのシャツを着た旅行者を脅し続けた。
ダラス・フォートワース国際空港は、逮捕があったことは認めたが、地元紙ダラス・モーニング・ニュースには詳細を語らなかった。WFAAによると、警察の調書は入手できず、男性の身元は不明であるという。
「あの男は狂ってるよ。絶対に狂ってる」。動画を撮影したアンドリュー・ケネディさんはそう言った。「ネットで広まるかもしれないから一応撮っておいたよ」。
ケネディさんは彼の兄弟のニール・ケネディさんに、彼らが見たことについて意見を求めた。
「とんでもない奴だったな」。ニールさんはそうつぶやいた。「彼が何かクスリとか酒でラリっていたって思いたいな。だって、もしそうでなくて、彼があの通りの性格だったとしたら、これからずっと大変だよ」。
(h/t Raw Story)
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー