[東京 29日 ロイター] - 厚生労働省は29日、シエラレオネから帰国した30代の日本人男性が、エボラ出血熱に感染している疑いがあると発表した。男性は同国でエボラ出血熱患者の遺体が入った袋に触れたという。検査結果は同日夜から30日未明にかけて判明する見込み。
厚生労働省によると、男性は今月21日まで8日間シエラレオネに滞在し、23日に成田空港に到着した。現地ではエボラ患者との直接的な接触はなかったものの、埋葬に立ち会った際、患者の遺体が入った袋に触れた。防護服などは身に着けていなかった。渡航目的や男性の職業は明かされていないが、医療従事者ではないという。
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29日未明になって38度を超える発熱があり、男性自ら保健所に連絡した。男性はすでに都内の医療機関に入院済みで、検体は国立感染症研究所に搬送される。検査結果は30日未明にかけて判明するもよう。エボラ出血熱の感染疑いは今回で4例目。
(梅川崇)