海上自衛隊の訓練ヘリ、山中で発見

行方不明となっていた海上自衛隊の訓練ヘリが、宮崎県えびの市の山中で発見された。

海上自衛隊鹿屋(かのや)航空基地(鹿児島県鹿屋市)を2月12日に離陸後、行方不明になっていた同基地所属の訓練用ヘリコプターが、13日、宮崎県えびの市の山中で発見された。防衛省によると、ヘリコプターに乗っていた3人は、いずれも心肺停止の状態だという。

朝日新聞デジタルによると、機体の一部は鹿児島県境に近い、えびの市内竪(うちたて)のJR真幸(まさき)駅の北方で見つかったとされており、海自と陸自が地上からの確認を急いでいるという。

行方不明となっていたヘリコプターは、OH-6DA 8781号機。この日は鹿児島県上空で訓練するため、12日午前9時19分、鹿屋基地を離陸。同11時5分頃、県北の伊佐市上空付近で「天気が悪いので迂回(うかい)して鹿屋へ帰る。(宮崎県の)えびの、小林、都城を経由する」と飛行ルート変更を連絡し、その後交信が途絶えていた。

訓練ヘリには、30代の機長と、40代の隊員、20代の訓練生の3人が搭乗。目視で地形を確認しながら飛行する訓練を行っていたとされる。

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