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2015年02月12日 22時07分 JST

楽天の営業利益 初の1000億円超、好調の要因は?

Reuters

楽天の営業益が初の1000億円台、仮想商店街「楽天市場」好調

[東京 12日 ロイター] - 楽天<4755.T>が12日発表した2014年12月期連結決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年比17.9%増の1063億円と、初めて1000億円の大台に乗せた。

仮想商店街「楽天市場」が好調に推移したほか、「楽天カード」などの金融部門も利益を押し上げた。

売上高に当たる売上収益は前年比15.4%増の5985億円となった。国内電子商取引(EC)流通総額は前年比13.7%増の2.01兆円に拡大した。会見した三木谷浩史社長は流通総額の拡大が加速している要因について、スマートフォン(スマホ)への対応があると説明。「スマートデバイス比率が44%になっており、正月は57%だった。スマホをみてパソコンで買う人もかなりいるので、実質のスマホ比率は50%を超えている。3年前からモバイルに力を入れ、用意周到にできたところが大きい」と語った。

昨年10月に買収を完了した米会員制キャッシュバックサイト大手イーベイツの流通総額は前年比51.3%増と大きく伸びた。「足元はさらにもっと強くなっている。楽天グループにとって、『楽天市場』型に続く第2のビジネスモデルとして世界的に成長しつつある」(三木谷社長)という。

無料通話・メッセージサービス「Viber」(バイバー)の ユニークID(携帯番号登録者数)は1月末時点で5億1600万件。昨年6月末時点の3億7500万件から37%成長した。実際の利用状況を示す月間アクティブユーザー数(MAU)は2億3600万人。同じ無料対話アプリのLINEが1月下旬に発表したMAUは1億8100万人となっている。

2015年12月期の業績予想は公表していないが、同社は「株式市況の影響を大きく受ける証券業を除いた連結売上収益、営業利益は14年12月期を上回ると見込んでいる」としている。三木谷社長は「昨年は消費増税前の特需が第1四半期にイーコマースを中心に非常に強くあった。その関係で第1四半期はぼちぼちだと思っているが、第2、第3、第4についてはかなり強くいけるのではないか」と語った。

(志田義寧)