神奈川県の箱根山では5月10日も、火山性地震が観測され、震度2や1の有感地震も相次いだ。気象庁は、小規模な噴火によって大涌谷周辺に噴石が飛散するおそれがあるとして、引き続き警戒を呼びかけている。
箱根山の周辺では、先月下旬以降、地下の浅いところを震源とする火山性地震が増加。大涌谷の斜面から噴き出す蒸気も多くなるなど、活発な火山活動が続いている。
10日午後6時すぎの地震は、地震の規模を示すマグニチュードが3.1と、最も規模が大きかった。神奈川県温泉地学研究所の観測では、地下の浅いところで起きる規模の小さな火山性地震が、10日は300回余りと、先月下旬以降で最も多くなった。
その後、火山性微動や火山の活動に伴う地震は確認されておらず、火山活動に特段の変化はないという。気象庁が10日午後16時、サイトで呼びかけた防災上の警戒は以下の通り。
・大涌谷周辺では小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
・風下側では火山灰や小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
・地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
(火山活動の状況より 2015/5/10 16:00 気象庁地震火山部発表)
11日の大涌谷周辺の様子をTwitterに投稿した人もいる。
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