東京都現代美術館(東京都江東区)で開催中の企画展で、現代美術家・会田誠さんが家族との連名で発表した「檄」という作品の撤去が要請された問題で、同館は要請を撤回し、原状のまま展示を続けることになった。朝日新聞デジタルなどが報じた。
作品は「檄」と題された大型の布。妻の岡田裕子さんと息子の会田寅次郎さんの3人による「会田家」の署名が入っており、毛筆で「もっと教師を増やせ」「教科書検定意味あんのかよ」「新国立競技場の問題は全部俺に決めさせろ」などと訴えている。
7月18日から開催されている企画展「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」で、改変なく、そのまま最終日の10月12日まで展示されることが決まった。会田さんは自身のTwitterで、次のように投稿している。
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都生活文化局の担当者は以前、「会田さんの展示全体として小さい子どもにはどうなのかという声が美術館と都側から上がり、展示内容の見直しを要請した」と説明していた。
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