中国の人口約14億人の3分の1以上が、定期的に「健康を害する」大気で呼吸している。
新しい研究によると、中国では大気汚染で毎日約4400人が死んでいる。
カリフォルニアを拠点とする気候調査団体「バークレイ・アース」によると、中国では毎年約160万人死んでいると推定した。死因は地方の大気汚染による健康被害だ。
研究によれば、中国の人口のうち3分の1以上の人が、日常的にアメリカの基準で「健康を害する」と考えられる大気の環境で呼吸しているという。
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「これは大きな数値です」と研究グループのリーダー、ロバート・ローデ氏はAP通信の取材に答えた。「ちょっと理解しがたい数字ですね」
研究では中国、台湾、韓国にまたがる1500の地上駅から採取した4カ月間のデータを分析した。研究内容は査読済みの専門誌「プロス ワン」に掲載される。
ニューヨーク・タイムズによると、細かい大気中の粉じんは特にさまざまな健康被害をもたらす。具体的な健康被害として喘息、肺がん、心臓病、脳卒中が挙げられる。世界保健機関(WHO)は2014年、年間700万人が大気汚染にさらされて死んでいると報告している。
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中国では長年、大気汚染問題に苦しめられてきた。その大気汚染の主な原因は、車体燃料と同じように、工場や発電所で石炭が燃やされたことによる。
グリーンピースが4月に報告したデータによれば、2015年第1四半期で中国が定める環境大気質基準に達した都市は360都市、全国土の10%だけだった。
これまでの研究では、毎年中国で120万人から200万人が大気汚染が原因で死んでいると推定している。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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