タイの首都バンコクの繁華街で17日夜に発生した爆発事件について、当局は現場周辺の監視カメラに映っていた不審な男が容疑者である可能性が高いとみて、引き続き男の行方を追っている。
ソムヨット国家警察庁長官は、男がタイ人か外国人であるかは特定できていないとした上で「男はリュックサックを背負い、爆発時に現場を歩いて立ち去った」とした上で「事件との関連性については、監視カメラの前後の映像を分析する必要がある」と語った。
公開された映像によると、黄色いシャツを着た黒髪の若い男がリュックサックを背負い爆発現場のエラワン廟(びょう)に入ると、柵に寄りかかるようにして座り、リュックサックを降ろした。その後リュックサックを置いたまま立ち上がり、青いビニール袋と携帯電話のようなものを持って廟を後にした。
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プラユット暫定首相は、男が容疑者であるとする一方、詳細については明らかにしなかった。また反政府グループの存在が背景にあるとも指摘した。[バンコク 18日 ロイター]