撮り鉄「写真の邪魔」タイガーロープ切断の疑い 大学生を逮捕

逮捕された大学生は「よい写真を撮るのに邪魔だった」などと供述しているという。

福島県白河市内のJR東北線で2015年6月、上りと下りの線路の間に張ってあったロープを切断したとして、京都市の18歳の男子大学生が器物損壊の疑いで逮捕された。大学生は「よい写真を撮るのに邪魔だった」などと供述し、容疑を認めているという。10月2日、NHKニュースが報じた

福島県警白河署とJR東日本福島支社によると、白河〜久田野間の一部で、約880メートルにわたって、「タイガーロープ」と呼ばれる黒と黄の2色のロープが、保線作業員の安全確保のため、線路の中央帯に約8メートルの等間隔で張られていた張られていた

大学生がロープを切ったとみられるのは6月5日の夜から6日未明。6〜7日は、白河駅周辺であったイベントに合わせ、新白河―福島駅間を臨時列車が走っており、沿線には、列車の写真を撮って楽しむ鉄道マニア(いわゆる「撮り鉄」)約70人が詰めかけており、逮捕された大学生もその一人だった

警察は、10月1日に京都市内の大学生の自宅などを捜索し、三脚やカメラなどプラスチックケース5箱分を運び出している

愛好家の間では、タイガーロープが電車の写真に写りこむことは嫌われており、2009年にも長野県のしなの鉄道で同様の事件が発生していた。しなの鉄道の社員が管理するTwitterの公認非公式アカウントは、この事件やタイガーロープについて、次のようにつぶやいていた。

参考:タイガーロープのある場所を走る電車を撮影した動画(事件とは無関係です)

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