日銀が事務局を務める金融広報中央委員会は11月5日、「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)を発表した。1世帯あたりの金融資産の平均保有額は1209万円で、2014年調査の1182万円と比較して、27万円増加していた。中央値は400万円だった。
内訳は、預貯金が643万円となり前年より3万円増加したが、割合では53.2%で前年比0.9ポイント低下。一方で、株式は97万円から108万円(8.9%)となり、0.7ポイント上昇した。
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金融資産を「保有していない」と答えた人の割合は30.9%と、前回の30.4%から0.5ポイント増えた。
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「1年間に手取り収入(税引後)の何%ぐらいを貯蓄しましたか」との質問については、平均が9%。「貯蓄しなかった」と答えた人が30.6%と、前回に比べて0.2ポイント増加した。次いで多かったのは「10〜15%未満」と答えた人で、21.9%だった。一方で、1年間貯金しなかった世帯の割合は30.6%と、前回の30.4%に比べて0.2%増加した。
調査は毎年1回実施しており、2015年は6〜7月に、全国8000世帯の43.4%から回答を得た。
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