[ロサンゼルス 15日 ロイター] - 米カリフォルニア州のロサンゼルスで15日、学区内の複数の学校を対象にした脅迫があり、1000校以上の公立学校ついて休校措置がとられた。64万人以上の生徒が自宅待機となったが、米連邦当局は捜査の結果、脅迫はいたずらだった可能性が高いとの見方を示している。
脅迫は電子メールで送られた。当局によると、ドイツを経由しているが、発信元は米国の可能性がある。メールにはライフルやピストルへの言及があったほか、爆発物の使用もほのめかされていた、という。
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ロサンゼルス学区のラモス・コルティネス教育長は記者会見で、休校措置について「過去の事件を踏まえると、リスクをとることはできなかった」と強調したが、「過剰反応」との批判の声も上がっている。
カリフォルニア州では約2週間前、過激派組織「イスラム国」の影響を受けた容疑者2人が銃乱射により14人を殺害する事件が起きている。