「共和党指導者よ、あなた方はトランプ氏の指名を阻止するため、あらゆる措置を全力で講じるべきだ」
アメリカ有力紙ワシントン・ポストは2月25日付で、大統領選共和党指名争いをリードする実業家ドナルド・トランプ氏について「大統領としての資質に欠ける」と痛烈に批判し、党の指導者らに対し行動を起こすように強く要求する異例の社説を掲載した。
社説は、同紙は「思いもよらなかったことが不可避になりつつある」との書き出しで、トランプ氏が序盤の予備選・党員集会で勝利していることから「同氏が共和党の指名候補者になりそうだ」との見通しを示した。
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トランプ氏が指名獲得することへの強い危機感を示し、選挙戦での一連の暴言を批判。序盤戦最大のヤマ場となるスーパーチューズデー(3月1日)を前に、指名阻止のため共和党は「やるべきことをすべてやる時だ」と主張した。
同紙は、トランプ氏が主張する不法移民1100万人の強制送還は「スターリンや(カンボジアの)ポル・ポト以来の強制措置だ」などと大統領候補としての資質を疑問視した。
■イギリスのメディアも批判
またイギリス誌エコノミストも、「彼をクビにする時だ」と題する記事を掲載。トランプ氏の大統領就任は「考えるだけで恐ろしく、止めなくてはならない」として、同氏の指名獲得を阻止するため、ルビオ氏以外の候補の即時撤退を呼びかけた。
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