阿蘇山、中岳で小規模な噴火 地震との関連性は「分からない」気象庁

噴煙が火口から100メートルの高さに上がった。

気象庁によると、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で4月16日午前8時半ごろ、ごく小規模な噴火が発生し、噴煙が火口から100メートルの高さに上がった。NHKが報じた。

これまでの噴火に比べて規模は大きくなく、気象庁は一連の地震との関連性は分からないとしている。

2015年11月、阿蘇山には噴火警戒レベル2の火口周辺警報に発表されており、火口から約1キロの範囲で立ち入りが規制されている。

専門家は、「火山活動に影響がないとは言いきれない状況にある」と指摘していた。

火山噴火予知連絡会の副会長を務める九州大学の清水洋教授は、「震源の位置を詳しく解析しないとはっきりしたことは分からないが、きのうまでの地震活動と比べると、阿蘇山のかなり近い場所で規模の大きな地震が発生しているため、火山活動に影響がないとは言いきれない状況にある」と指摘しています。

阿蘇山火山活動 「影響ないとは言いきれない」 | NHKニュースより 2016/4/16 4:16)

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