北朝鮮は8月24日未明、日本海海上で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。
韓国軍合同参謀本部の発表によると、北朝鮮は24日午前5時30分ごろ、北東部にある咸鏡南道(ハムギョンナムド)・新浦(シンポ)付近の海上からミサイルを1発、北東方面に向けて発射。約500km飛行し、日本の防空識別圏内の海域に落下したとみられる。
北朝鮮によるSLBMの発射実験は7月9日以来。これまでの最大飛行距離は約30kmとみられており、韓国軍は「過去数回の発射実験に比べ、進展した」とみている。
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アメリカ軍と韓国軍は8月22日から、朝鮮半島有事を想定して米韓合同軍事演習(合同指揮所演習)を始めた。24日には東京で日中韓外相会談も開かれる予定で、北朝鮮への対応も議題に上るとみられ、今回の発射実験は北朝鮮包囲網への牽制ともみることができる。
日本の安倍晋三首相は「北朝鮮のミサイルが、潜水艦から発射され、我が国の防空識別圏に打ち込まれたのは初めてのこと」と述べ、「我が国の安全保障に対する重大な脅威であり、地域の平和と安定を著しく損なう許しがたい暴挙だ」と記者団の前で北朝鮮を非難した。
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外相会談のため来日している中国の王毅外相は24日朝、「中国の立場に変わりはない。北朝鮮の核ミサイル開発プロセスに反対する」と話した。一方で「(情勢が)さらに緊張し、複雑になることを望まない」と、関係国に自制を求めた。
■北朝鮮・SLBM発射実験の経緯■
聯合ニュースより
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