スリルのある生き方を好む人がいる。一方、写真家のカヴィカ・シンソンのように、より危険な生き方を楽しむ人もいる。彼は灼熱の溶岩の上を走り抜ける男だ。
シンソンはハワイ出身で、熱狂的なほど溶岩好きだ。1980年代から毎週、黒くなった熱い溶岩の上を何マイルも走っている。ビッグアイランド(ハワイ島)のキラウエア火山から流れる溶岩を記録するためだ。
溶岩が海へあふれ出たり、木を飲み込んだりする場面など、この写真家が撮った映像はフェイスブックページでいつもシェアされている。溶岩でシンソン氏と三脚が燃えている、2013年に撮影されたこの写真は特に人気が高く、ネット上で何度も拡散される。
5月、私たちは写真家のマイルス・モーガンが撮影した火山写真を特集した。モーガンは溶岩に近づきすぎて、靴と三脚が溶けてしまった。
溶岩の写真で有名になったシンソンだが、魅力的な火山写真を撮るためのリスクは、それほど明らかにしていない……今までのところは。
彼は最新の動画で、自身が普段歩いて通るハワイの燃え盛る大地を紹介している。そして、当然の事ながら、見た目通り、危険で困難な作業だ。
Over the years while out on the lava flow (both active and non-active) I've been asked on several occasions,and I was asked the same question again this morning.....How did you get across the lava flow, I guess this lady saw me taking some pics,then a little while later she saw me on the other side of the lava flow,then I appeared again next to her as she was taking in the sights.So she came up to me and curiously asked...How'd you get on the other side?....this short, intense and a bit dramatic video, is self explanatory! and please!!..please!...please! don't try this!...it's very! very dangerous!,I've done this many,many times but never recorded it, until now. I don't run blindly across,I pick and choose my steps very rapidly and carefully as I go. The first time I ran across lava I think it was in the early 1980's,so I do have a lot of lava running experience beneath my hot feet, I can't reiterate this enough!....please don't try this!
Posted by Kawika Singson on Thursday, 28 July 2016
「たいてい固まった溶岩は、下の見えないところに空洞があります。それがどこにあるのかわからない場合を除けば、歩けるほど安全なんです」と、シンソンはハフポストUS版に語った。「そこで今までの経験が生きてくるのです」
溶岩の上を歩くときは、均等に体重を分散させ、片方の足に重心がかかりすぎないようにしながらそっと歩くのがコツだと、彼は語った。
シングソンは溶岩の中を進むが、それは7マイル(約11キロ)の行程の一部分でしかない。最終的には活発に溶岩が流れている場所に到達する。彼はたいてい夜に出発する。足元でオレンジ色に輝く溶岩が見えるからだ。
彼は何十年と溶岩の上を走っている。ハワイに住んでいるため、この極めて危険で誰も挑戦したがらない特別な趣味のエキスパートとなっている。シングソンはその点を強調する。
「絶対に!! ... 絶対に! ... 絶対に!こんなことはしないでください!」と彼は動画のキャプションに記した。「私はやみくもに走っているわけではありません。進むときはすぐに、そして慎重に足の踏み場を選んでいるのです」
しかし、もしあなたがシングソンの危険極まりない道のりを避け、海に流れ込む溶岩を見たいなら、郡が公式に承認した展望エリアまでの安全な道を進むとよい。
私たちはシングソンを通じて疑似体験できるが、溶岩は専門家に任せておけばよいだろう。