読売テレビ(大阪市)は10月1日、情報バラエティー番組「上沼・高田のクギズケ!」(日曜午前11時40分)に出演していたフリーアナウンサーの長谷川豊氏(41)が、2日放送分から降板することを明らかにした。ゲストコメンテーターで出演していた。朝日新聞デジタルなどが報じた。
毎日新聞によると、同社総合広報部は「長谷川氏のブログと、患者団体の抗議への対応などから、総合的に判断した」と説明している。
長谷川さんは、ブログなどで発表した人工透析患者を批判する記事が理由で、9月29日にテレビ大阪の報道番組キャスターを降板していた。
長谷川さんは1日、自身のブログで「上沼・高田のクギズケ!」の降板を報告。「手を差し伸べてくれてきた皆さんと離れ仕事が出来なくなることはとてもつらく悲しい思い」などと心境を明らかにした。
世間で後ろ指をさされているような状態の私を拾ってくださり、応援し、手を差し伸べてくれてきた皆さんと離れ仕事が出来なくなることはとてもつらく悲しい思いです。
あんな立場にいた私に声をかけてくださったテレビ大阪の皆さん。
少ない人数と少ない予算。その中で懸命に知恵を絞り合い、戦い合った思い出は今でも一切色あせません。
関西人である私にとって、あの上沼恵美子さんと共演できること、どれほどに素敵な経験だったか。収録の間、あんなに笑い続けていたことはありませんでした。夢のような時間でした。
(長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』より 2016/10/1)
■ブログでの発言とこれまでの経緯
長谷川さんは、9月19日に更新した自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」とのタイトル(抗議を受けて現在は変更)で、自業自得の透析患者が日本の健康保険料を食いつぶしているとの内容を主張した。
これに対して、全国腎臓病協議会(全腎協)は9月23日、長谷川さんに対して抗議文を送付したと発表。「透析患者に対する誤った認識を社会に印象づけるもの」「強い憤りを覚えます」と厳しく批判した。
抗議に対して、長谷川さんはその後もブログで反論、9月25日には「全腎協が私の抗議文を送ったそうだ。結論から申し上げるが、謝罪と訂正を断固拒否する」とのタイトルの文章も投稿した。
全腎協が「『おマヌケ』にしか見えない」として、自身が発信したブログで「殺せ」と書いた点について、以下のように説明していた。長谷川さんが「殺せ」という言葉を「ネット特有の表現」と考えていたことがわかる。
ネット上では「保育園落ちた、日本死ね!」のようにどこであっても(著名人でも普通に使う)使われている言葉をもって、本気で「殺す気だ!」などと信じ切っているのですか?そんなこと、誰も考えている訳ないでしょうが。どんな読解力をされているのですか?
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