ドゥテルテ大統領「神に誓ってののしる言葉は使わない」 暴言封印を宣言

フィリピンのドゥテルテ大統領は27日に会見し、国際的に物議を醸している自身の暴言について「神に誓って、ののしるような言葉は使わない」と述べた。
Philippine President Rodrigo Duterte gestures while answering questions during a news conference upon his arrival from a state visit in Japan at the Davao International Airport in Davao city, Philippines October 27, 2016. REUTERS/Lean Daval Jr
Philippine President Rodrigo Duterte gestures while answering questions during a news conference upon his arrival from a state visit in Japan at the Davao International Airport in Davao city, Philippines October 27, 2016. REUTERS/Lean Daval Jr
Leandro Salvo Daval Jr / Reuters

フィリピンのドゥテルテ大統領は10月27日、日本から帰国して南部ダバオで会見し、国際的に物議を醸している自身の暴言について「神に誓って、ののしるような言葉は使わない」と述べた。時事ドットコムなどが報じた。

ドゥテルテ氏は日本からの帰途、機内で空を眺めていたら突然声が聞こえ、「ののしるのをやめないとこの飛行機を落とす」と警告されたと説明。「誰なんだと聞いたら『神だ』と言われた。だからもうしない」と話した。

ただ、記者から欧米への暴言もやめるのかと聞かれると、「タイミングによる」とはぐらかした。

「暴言やめる」と宣言=神のお告げ-比大統領:時事ドットコムより 2016/10/28 17:28)

ドゥテルテ氏は「神への誓いはフィリピンの人たちへの誓いだ」とも述べた。同氏は自らが進める麻薬の撲滅対策をめぐり、人権の尊重を求めてきたアメリカのオバマ大統領に対して「地獄に行け」とののしるなどこれまで暴言を繰り返しており、今後の発言が注目される。

▼画像集が開きます▼

【※】スライドショーが表示されない場合は、こちらへ。

注目記事