羽生結弦、300点超えでNHK杯2連覇「滑る喜びを感じることができた」

「滑る喜びをみなさんの前で感じることができました」

フィギュアスケート男子の羽生結弦が11月26日、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われたグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦のNHK杯で、今季世界最高の合計301.47点をマークし、この大会2連覇を達成した。羽生は12月にフランス、マルセイユで行われるGPファイナルへの出場も決まった。朝日新聞デジタルなどが報じた。

前日のショートプログラムで今季世界最高の103.89点で、26日のフリープログラムも197.58点をマークし、2年連続3度目の優勝を決めた。

日刊スポーツによると、フリー冒頭の4回転トーループ、4回転サルコーはうまく着氷し、後半最初の4回転は転倒したが、その後の4回転は成功した。演技後は少し悔しそうな表情を浮かべ、「もうちょっと」という仕草を見せた。

優勝決定後の羽生のコメントは次の通り。

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今日は非常に緊張していて、昨日のリベンジをしたいという気持ちもあって、ループはなんとか耐えることができましたけれども、まだまだ、いや、まだまだというか…うん、まだまだだな(笑)。まだまだやるべきことがたくさんあるので、また次に向けて頑張っていきたいと思います。

4回転しっかり回りきっての4つ、というのは初めてでしたし、その中で最後のアクセルがトリプル付けることができませんでしたけれども、それでも後半のトリプルアクセル2発というのがけっこう体にもきますし、点数的にも、印象的にもやはり自分の武器であるので、そういった面では良かったかなと思います。

ジャンプとしては課題がありますし、今回のフリープログラムに関してはスピン、ループ、まだまだできたところがあったかなと思うんですけれども、何より今回、日本ということで非常に暖かい空気の中で滑ることができましたし、そういった中で、ショートは最前列の方しか見れなかったんですけれども、フリーは遠くのお客さんまで視線を移しながらやることができたので、これは本当に今後につながるいいステップだなと感じました。

(同世代の田中選手が3位)心からうれしいです。ただ、日野選手、もっとこいや! と思っています(笑)。3人で闘って純粋に楽しかったです。僕自身フリーは全然余裕がなかったんですけれども、田中選手の演技が素晴らしいということがお客さんの反応で分かって、帰る時に拍手して、そういう面でもちょっとずつ大人になってきたのかなと思っています。

(300点を超えてGPファイナルへ)ファイナル行けて本当に良かったなというのと、300点超えがまた日本のこの地ですることができたので、次に向けてしっかり調整しながらファイナルでもいい演技目指して頑張っていきます。

ショートはロックスターになった気分でやらせていただきました。そして、今日のフリープログラムでは自分の滑る喜びだとか、そういうものをみなさんの前で感じることができました。

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