北海道・新千歳空港で12月24日夜、中国人乗客約100人が、大雪のため搭乗する予定の航空機が欠航したことに抗議し、うち数人が空港職員や警察官らともみ合う騒ぎとなった。NHKニュースなどが報じた。
警察によりますと、おととい午後8時ごろ、新千歳空港の制限区域内にある国際線の搭乗口の前で、100人前後の中国人が、乗る予定の便が欠航したことに抗議し、このうちおよそ5人が搭乗口のゲートを許可なく越えたうえ、制止しようと駆けつけた警察官の服をつかむなど激しく詰め寄る騒ぎがありました。
その後も抗議は続きましたが、ゲートを越えた付近にいた中国人は警察に連れ戻され、警察官30人余りで警戒した結果、25日朝8時ごろまでに中国人が出発ロビーに移動するなどして騒ぎがおさまったということです。
(雪で欠航に中国人抗議 新千歳空港で搭乗口ゲート越え警官出動 | NHKニュースより 2016/12/26 20:24)
この騒ぎで、空港職員の女性が転倒したほか、中国人客の女性2人が気分が悪くなったとして救急車で病院に運ばれた。
新千歳空港では22~24日、記録的な大雪の影響のため欠航が相次ぎ、足止めされた延べ約1万1600人が空港で寝泊まりをした。騒ぎを起こした乗客の中には、22日から足止めされていた人もいたとみられる。
【訂正】タイトル「中国人100人と警察官がもみ合い 大雪で欠航に抗議、新千歳空港」を「中国人100人、大雪での欠航に抗議 新千歳空港、警察官ともみ合いも」に修正しました。(2016/12/27 16:10)
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