2016年4月に亡くなったミュージシャンのプリンスといえば、紫を連想するのが普通だろう。しかし、「アーティスト・フォーマリー・ノウン・アズ・プリンス」時代に『ゴールド・エクスペリエンス』というアルバムも残しているから、金もふさわしいだろう。
スター・トリビューン紙によると、アメリカ・ミネソタ州カーヴァー郡地方裁判所は1月6日にプリンスに関する遺産の資料を公開し、彼は金の延べ棒を大量に所有し、多数の不動産を所持する投資家だったことがわかった。
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資料によると、プリンスは亡くなった時点で、時価推定で2540万ドル(約29億4500万円)の不動産とその他の個人財産があり、10オンスの金の延べ棒67本を所有していた。
そう、金の延べ棒だ。
延べ棒は、9日の時点の金相場で1オンス1180ドル(約13万7000円)なので、総額で時価83万6166ドル70セント(9696万9349円)と推定される。
そしてこれは、プリンスが遺したものの、ごく一部でしかない。
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特別管理人としてプリンスの遺産を調べている信託会社ブレマー・トラストは、プリンスの資産(映画『パープル・レイン』と『グラフィティ・ブリッジ』で使用されたバイク、そして未発表のレコーディング曲と映像、楽器、宝石、家具などが含まれる)の全価値をいまだに算出できていない。
プリンスのトレードマークや著作権の価値は、現時点では不明だという。言うまでもないことだ。
プリンスは2016年4月21日に薬物過剰摂取による事故で57歳で亡くなった。遺言は残されていない。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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