アメリカのドナルド・トランプ大統領は1月30日夜、イスラム教徒が多数を占める7カ国からの一時入国禁止を命じた大統領令に従わないと司法省内に通知したサリー・イエーツ長官代理を罷免した。
イエーツ長官代理は1月30日午後、声明を発表し「ドナルド・トランプ大統領が署名した全ての移民とおよび特定の国々からの入国を禁止する大統領令に従わないよう」省内に通知していた。
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イエーツ氏はオバマ前大統領に任命され、ジェフ・セッションズ上院議員が議会で司法長官として承認されるまで、司法省のトップとなっていた。
ニューヨークタイムズによると、イエーツ氏は「私には、私たちが法廷でとる立場が常に正義を追求し正しい側に立つという、この機関の持つ厳粛な義務に確実に従うようにする責任がある。現時点では、大統領令の擁護がこれらの責任に沿っているという確信が持てないし、大統領令が合法であるという確信も持てない」と省内に通知していた。
トランプ大統領はイエーツ長官代理に代わり、バージニア州東部地区の連邦検事ダナ・ボエンテ氏を司法長官代理に任命した。
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ショーン・スパイサー報道官は声明で、イエーツ氏はトランプ氏の大統領令を拒否したことで「司法省を裏切った」と述べ、「イエーツ氏は国境防衛に弱腰で、不法移民には非常に弱腰だ」と批判した。
(内容を随時更新します)
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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