韓国大統領選、世論調査方式に問題? 支持率逆転、中道系野党・安哲秀氏トップに

中央選挙管理委員会・選挙世論調査審議委員会は調査方式に問題がないか確認するため、該当機関に資料を要請したと明らかにした。
뉴스1

韓国大統領選について、ある調査機関が実施した世論調査の方式に疑惑が上がっている。中央選挙管理委員会・選挙世論調査審議委員会は4月11日、KBSと聯合ニュースの合同でコリアリサーチに依頼し8〜9日に実施された世論調査と関連した疑惑について、調査方式に問題がないか確認するため、該当の世論調査機関に資料を求めたと明らかにした。

委員会の関係者はNEWS1との電話インタビューで「資料請求は行なった。いつまで提出しなければならないという期限があるわけではない。資料が手元に届けば間違っているか否か判断がつくだろう」と述べた。

今回のKBSと聯合ニュースの世論調査の結果、中道系野党「国民の党」候補の安哲秀氏が36.8%で1位となり、最大野党「共に民主党」候補の文在寅が32.7%が僅差で続いた。これまで安氏は文氏と二者間では文氏を上回ったことはあったが、五者間を対象にした調査では文氏に押されてきた。今回、安氏は、複数候補を対象とした調査で初めてトップに躍り出る結果となった。

世論調査のサンプリング分野の権威として知られているキムジェグァン・アイオワ州立大統計学教授は韓国の交通放送(TBS)「キム・オジュンのニュース工場」に出演し世論調査は趨勢を見るものなので同じ会社で同じ方式を使用するが、偶然なのか意図なのかこの調査方式が突然変わった」と指摘した。

キム教授は、無線調査・RDD方式と関連し「3月には無作為に抽出して電話をし、その際に使われた局番が8000個だったが、4月の調査では60個の局番のみを選択して電話をかけており調査規模が減った」と話した。

キムジェグァン (前略)しかし、ここではいかなるシステムによっていずれにせよ非適格が相当取り除かれてから、90%以上の成功率でコンタクトになったと話だから、無作為ではないのかと疑うようになりました。もう少し申し上げると、無線電話調査で使われた局番がわずか60個だけというのが本当におかしいと私は思います。なぜなら、3月の調査では8,000個だったのです。(後略)

キムジェグァン 私はこれを陰謀論だとかそんな風に見たくはありません。見えてきた証拠のみを用いてただ質問を投げかけるのだと思います。それに対する、その質問への回答は該当の調査会社と、世論調査審議委員会で専門家の方々が判断してお答えになると思われます。しかし、そんなはずはないでしょうが、ある調査会社が目先の利益のために世論調査を任意でねじ曲げたのならば、それは世論調査全体の信頼を落とす行為であるため、世論調査業界自体の存立根拠を脅かす非常に深刻な問題と見ることができます。(tbsラジオ「キム・オジュンのニュース工場」4月11日)

しかしコリアリサーチは、調査対象が電話を受けなければ再度3回電話をかけて応答を受けるコールバックを新たに導入し、調査に使われた電話番号の数が減ったなどといった釈明をしたと伝えられる。

該当調査の詳しい内容については中央選管委・中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できる。

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