アメリカのトランプ大統領が、中国の習近平国家主席との会談で「韓国は中国の一部だったことがある」との説明を受けたと発言した。
米中首脳会談で話すトランプ氏(左)と、習近平氏(2017年4月6日)
この発言は、ウォールストリート・ジャーナルが4月12日に掲載したインタビューで飛び出した。6〜7日の米中首脳会談で、習氏から中国と朝鮮半島の歴史についてレクチャーを受けたとして、トランプ氏は以下のように話した。
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彼はその後、中国と朝鮮の歴史を説明した。北朝鮮ではなく朝鮮(半島全体)の話だ。数千年にわたる話で、多くの戦争があった。朝鮮は実際には中国の一部であった。10分聞いた後、それほど簡単ではないことに気づいた
これが習氏の実際の発言なのか、トランプ氏の誤解によるものなのかは不明だが、韓国では反発が強まっている。
朝鮮日報は習氏が歴史を説明した際に「元が一時、高麗を支配した」などと語ったのをトランプ大統領が『中国の一部だった』と誤解した可能性もあるとした上で、「習主席が本当に『韓国は歴史的に中国の一部だ』と認識しているならば、中国が今後歪曲された中華主義に基づき、韓半島問題を解決していく懸念がある」と釘を刺した。
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中央日報によると、韓国外交部の当局者は「報道内容が事実かどうかはさておき、過去の数千年間、韓中関係の歴史において韓国が中国の一部ではなかったという点は国際社会が認める明白な歴史的事実」と述べたという。