イギリス・マンチェスターのコンサート会場であった自爆テロ容疑事件で、地元警察は5月23日、22歳の男が実行した疑いがあると発表した。また、事件に関連し、マンチェスターの2カ所を家宅捜索したことも明らかにした。
事件は5月22日、マンチェスター中心部にある屋内競技場「マンチェスター・アリーナ」で発生。当時、アメリカの歌手アリアナ・グランデさん(23)のコンサートが開かれており、コンサートの終了直後に大きな爆発が起き、22人が死亡、59人がけがをした。
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グレーター・マンチェスター警察は公式Twitterで、爆発を起こしたのはサルマン・アベディ容疑者(22)だったと発表した。アベディ容疑者は22日午後10時半ごろ、コンサート会場に侵入、ロビーで自爆した疑いが持たれている。
BBCニュースやテレグラフなどによると、アベディ容疑者はマンチェスター生まれで、地元にあるサルフォード大学の出身だったという。両親の出身地であるリビアを訪れたことがあり、捜査当局はイスラム過激派組織アルカイダやIS(イスラム国)との関連を調べている。
また、テレグラフはアベディ容疑者が最近、過激な思想に傾倒していたことを報道。テロ実行犯を資金援助していると指摘されていた地元のモスクにも出入りしていたという。
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