6月30日にアメリカ・ホワイトハウスで開かれたトランプ大統領と韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領の初の首脳会談で、取材場所を確保するため押し合いとなった報道陣がトランプ氏から「おい、落ち着け」などと叱られる場面があった。
アメリカのタブロイド紙ニューヨークポストは、韓国の報道陣らに対する発言だったと報じた。
首脳会談は6月30日午前、大統領執務室で開かれた。この日の報道陣は、大勢の韓国メディアが詰め掛けたため、通常よりも大規模となった。ABCニュースが公開した動画には、執務室に招かれた報道陣が、室内に慌ただしく入っていく様子が写っており、「ゆっくり」「押さないで」などと注意する声が聞こえる。
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ABCニュースによると、報道陣は部屋に入ったそばから、動画・写真撮影をはじめた。場所取りによる押し合いで、トランプ氏の隣のテーブル上にあったランプが倒れそうになり、トランプ氏の膝に落ちそうになったところをボディーガードが押さえた。
この事態にトランプ氏の表情は曇り、報道陣に向けて「おい君たち、落ち着け」と言い放った。「どんどん行儀が悪くなっている」とも苦言を呈した。
隣に座っていた文大統領は、トランプ氏から「彼らはテーブルを倒そうとした」と告げられると、苦い表情を浮かべた。トランプ氏はその後、「本来はとても友好的な報道陣なんだけどね」と付け加えた。
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会談では、北朝鮮の脅威に対応するため、緊密な連携を図ることなどが協議された。
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