課題となっていたヘイトスピーチ対策のため、Twitterは12月19日、新たなポリシーを同日から施行すると発表した。「何がヘイトか」の線引きを明らかにし、プロフィール欄なども対象とする。
Twitter上でのヘイトスピーチはこれまで大きな問題となる一方、本社前で対策を強化するように要求するデモが行われるなど、Twitter社の不十分な対策も問題視されてきた。
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今回発表されたのは、「暴力や身体的危害に関するポリシーの拡大」と「関連コンテンツを含めてルールを拡大」の2つ。削除要請に応じない場合はアカウントを凍結するとしている。
変更後のポリシーでは、「暴力を使用または推奨するグループに関係するアカウント」を禁止。暴力や暴力行為を賛美したり、その加害者を推奨するような行為、特定のグループの人々をターゲットにすることが含まれるという。
また、これまではツイートのみだったが、今後はプロフィール欄や画像での暴力的な脅迫や人種・性差別などのヘイト表現についても対象となる。人種や宗教、民族や出身地を理由に敵意を増幅させるロゴやシンボル画像も、「差別的な画像」とみなすとしている。
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一方で、漫画家の田中圭一さんら著名人のTwitterアカウントが凍結された際には、Twitter側の判断基準の正当性に疑問の声が挙がっていた。
Twitterの担当者は「より積極的にヘイト行為や攻撃的な行為への取り組みを行う中、Twitterの判断が間違う可能性もあるかもしれません。近々、しっかりした異議申立てプロセスもご案内予定」としている。