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2018年02月23日 17時31分 JST | 更新 2018年03月15日 12時49分 JST

スカートでもなければ、リボンやフリルもない。フランスの女子フィギュア選手の大胆な衣装に称賛相次ぐ。

「携帯の前でうれし涙を流しています、ありがとう」

John Sibley / Reuters
フランスの女子フィギュアスケート、マエ=ベレニス・メイテ選手(撮影=2018年2月21日)

メダルこそならなかったものの、素晴らしいパフォーマンスだった。

2月11日に行われた平昌オリンピック、フィギュアスケート団体戦の女子シングル・ショートプログラムで、フランスのマエ=ベレニス・メイテ選手(23)が着ていた衣装が話題となっている。

その衣装は、スカートでもなければ、リボンやフリルも付いていない。メイテ選手が選んだのは、大胆なレオタードだった。ダークカラーのレギンスに、金色のスパンコールがきらめくノースリーブの上衣。

女子フィギュアの選手がこうした衣装で試合に臨むことは、とても珍しい。

転倒があり順位は9位にとどまったが、ビヨンセの曲に合わせたメイテ選手のリズミカルな演技は、試合後のSNSを大いに賑わせた。

これがフランス出身のオリンピックフィギュアスケーター、マエ=ベレニス・メイテだ。

暗い肌の黒人女性/演目ではパンツを履いていた/ビヨンセの曲でスケーティング

彼女が何点とったかは重要じゃない。パンツスタイルで、ビヨンセの曲に合わせてスケートするマエ=ベレニス・メイテは、私の新しい女王さま。2018年は彼女の気分。

マエ=ベレニス・メイテの衣装と音楽のためにここにいます。

フランスのマエ=ベレニス・メイテ、パンツスタイルでスケートして、ビヨンセのメドレーを「Run the World (Girls)」で締めくくった。あなたはオリンピックヒーローだよ。

マエ=ベレニス・メイテの衣装を単純に気に入ってしまった。ズボンを履いてスケートするのね。

メイテ選手は試合後、ファッション&カルチャー誌「Cosmopolitan」で、選曲がほかの選手と違うことを認めつつ、こう話している。

「確かに他の人とは違う選曲です。でも、私自身も他の人とは違いますから。『思いきりやらなくてどうするの?』って思ったんですよね。これぞ私だというような、面白くて、自分も楽しめることをしたいんですよ!」

SNS上にあふれる温かいメッセージの数々に、メイテ選手は喜びを爆発させている。

愛情いっぱいのTweetに圧倒されそう!携帯の前でうれし涙を流しています、ありがとう😭😍😍❤️❤️❤️

■厳しい衣装ルール

女子フィギュアスケート選手の、服装に関する規定は厳しい。女子選手がスボンやタイツを身につけることが許可されたのは、やっと2006年になってからのことだった。それ以前は彼女たちは、スカートの付いたレオタードを選ぶしかなかった。

1988年には、オリンピックの女子シングルで金メダルをとった、旧東ドイツのカタリナ・ヴィット選手の衣装が、「露出過剰」などとして大きな話題となった

規則は徐々に緩められているとはいえ、審査員の目が、女子選手の衣装にも注がれていることに変わりはない。

フランスのファッション誌「Madame Figaro」も報じるように、審査員がとくに注目しているのは、服装のスタイルと、曲の雰囲気が合っているかどうかだ。また、衣装の上部と下部は必ずつながっていなければならないというルールもある。

男女ともに、着こなしが「過度な裸体性の印象」を与えないよう留意する必要があり、これを破った場合、マイナス1点の減点となる。

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。

【訂正】翻訳に不正確な点がありましたので、修正しました(2月26日15時21分アップデート)。