アメリカを変える5人の高校生たち、タイム誌の表紙を飾る

メッセージは「もう十分だ」。

「もう十分だ」

タイム誌最新号の表紙を、5人の高校生が飾った。彼らは、2月に起きたフロリダ州・パークランドの高校銃乱射事件を生き延びた生徒たちだ。彼らは今、アメリカで銃規制を求めるムーブメントを起こしている。

彼らが計画した、銃規制を求めるデモ行進「マーチ・フォー・アワ・ライブス(私たちの命のための行進)」は、3月24日にアメリカ全土で実施される予定だ。

TIMEの表紙に書かれているメッセージは「ENOUGH. (もう十分)」というひと言。

5人の真ん中で腕を組むのはエマ・ゴンザレスさんは、銃規制に取り組まない政治家たちに「恥を知れ」と一喝し、世界的な注目を集めた。いまや銃規制運動の「顔」となっている。

(左から)ジャクリン・コリンさん、アレックス・ウィンドさん、エマ・ゴンザレスさん、キャメロン・キャスキーさん、デヴィッド・ホグさん
(左から)ジャクリン・コリンさん、アレックス・ウィンドさん、エマ・ゴンザレスさん、キャメロン・キャスキーさん、デヴィッド・ホグさん
TIME

5人の生徒たちは、アメリカ中の生徒たちの心を動かしている。事件から1カ月となる3月14日には、銃による暴力への抗議と17人の犠牲者追悼のために、全米各地の生徒たちが17分間授業をボイコットした。

今回の特集を担当したタイム誌のシャーロッテ・オルター氏はこう語る。

「生徒たちは、この20年で最も強力な、銃改革の草の根グループを作りあげました」

「度重なる銃乱射に、この国の多くの人たちの心は沈み、麻痺しています。その人たちは今こう考えています。『この子たちは、本当にやってくれるのだろうか?』」

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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