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2018年05月13日 15時13分 JST | 更新 2018年05月14日 09時19分 JST

ワコールのPR記事とツイートに批判の声「女性差別以外の何ものでもない」「偏見とハラスメントを凝縮したような表現」【UPDATE】

どんな内容なのか。

衣料品メーカー「ワコール」の公式アカウントの一つ「ワコールブランド」が投稿したツイートが物議を醸している。

これ下着?と驚くようなパンツから、
東北美人に後ろから抱かれているような感じのシャツまで
夏にピッタリのアイテムに干場氏もヤミツキ!

ツイートでは、ワコールの男性下着ブランド「WACOAL MEN」のスポンサード記事を紹介。記事は、講談社のファッションWEBマガジン「FORZA STYLE」が配信している。同媒体について講談社は「仕事もファッションも遊びもスマートな40男、"スマフォー"に向けたWEBマガジン」と説明している

ツイートに登場する「干場氏」とは、FORZA STYLE編集長の干場義雅氏。紹介された記事内ではワコールのMD(マーチャンダイザー)と対談。記事では、以下のような会話が紹介されている。

池田:この生地を折り返すことでズレにくくするっていう手法はワコールが特許を取ってます。実際に触るまでわからないとは思いますけど、全然裾がズリ上がってこないんです。そしてポイントの2つめなんですが、素材にナイロンを使っていまして。60ゲージのハイゲージのものを。

干場:うわ、触るとすごいツルツル。これはエロいですね!

池田:エロいんですよ(笑)。シルクみたいな肌触りなんですよね。ワコールはやはり女性発信のものも多くて、こういう生地は今まで女性が好みがちだったんですけど、最近は男性もそこに追いついてきたようなイメージです。

干場:すごいモチ肌の女性に抱かれているような感じですね。

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池田:これも春夏に適したメッシュ素材です。仕事終わりに穿いてジムに行ったりしてほしいですね。最初にも話に出ましたけど、スーツスタイルも普段のアウターも細めになってきていますけど、下着の段差が出ちゃったらダサいじゃないですか? なので、今回リコメンドした"トルネード設計パンツAir"と"さらパン"は、裾がこのフリーのカッティングになっていて。すっと細身のスタイルでもウェアにひびきにくいんです。

干場:なるほど、何と言うか女性の下着みたいになってきてるんですね。僕、ブラとかもシルクカシミアのすごいハイゲージのニットとかを着けてる女性、好きなんですよ。でもブラジャーがレースとかでボコボコってしてると、あ、この人レースのブラジャー着てるんだなってわかっちゃう。良いとこでもあるんですけど、楽しみにしときたいじゃないですか。そういうことですよね?

池田:そういうことですかね、そういうことですね(笑)。ちゃんとつながりましたね。

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干場:確かに触るとひんやり冷たくて、すごく気持ちいいですね。東北美人に後ろから抱かれているような感じ。

池田:後ろから抱かれてるシリーズですね(笑)。

干場:今回の松竹梅、いつになくめちゃくちゃエロくないですか(笑)。もちろん、これも買いますよ。

池田:ありがとうございます!

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こうしたツイートとスポンサード記事の内容に対して、「女性下着の日本最大手企業としての企業イメージを毀損する表現」「偏見とハラスメントをギュっと凝縮したようなキャッチフレーズ」などと批判の声が出ている。

■「女性差別以外の何物でもない」と批判の声

「ワコールブランド」のツイートに対しては、「なぜ東北美人という女性を持ち出す必要があるのですか?」「男性の購買意欲を高めるための『もの』として『女性』を使おう、使っても良いという発想、女性差別以外の何物でもありません」などと、女性差別的な表現であると指摘する声が出ている。

また、「女性は男性の為の道具とみなして扱う事を是とする、という御社のお考えがよくわかりました」「女性下着の日本最大手企業としての企業イメージを毀損する表現」といった声も。

加えて、「偏見とハラスメントをギュっと凝縮したようなキャッチフレーズ、素敵です」と皮肉る意見や「こんな広告見たら、もうワコール買いたくない」など、不買を表明するツイートもあった。

スポンサード記事に対しても「ロッカールームトークのような下劣な会話が大企業の製品プロモーションとして衆人環視のWebにのせるに値すると判断したのならあまりにも思慮に欠けています」と批判の声が出ている。

ハフポスト日本版は、株式会社ワコールの広報・宣伝部にツイートやスポンサード記事の企画意図、今後の対応などについてFAX取材を申し込んでいる。


【UPDATE】(2018/05/14 1:50)
講談社「FORZA STYLE」に掲載されていた「WACOAL MEN」のスポンサード記事が、削除されたことがわかった。