サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で6月15日、1次リーグB組初戦でモロッコに勝ったイランの選手たちが、イラン代表チームへのサッカーシューズ提供を中止したスポーツ用品大手NIKE(ナイキ)を非難した。
ナイキが大会開幕直前の11日、アメリカ政権のイラン核合意離脱と制裁再発動を受けて「アメリカ企業として、今回はイラン代表にシューズを提供することはできない」と表明していた。
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アンサリファルド選手は「ナイキがやったことは間違っている」と述べ、ジャハンバフシュ選手も「少し品位を欠いた行動だ」と不快感を露わにした。
代表チームを率いるポルトガル人のケイロス監督は「政治とスポーツは別。イランの選手にも普通にサッカーを楽しんでもらいたい」とコメントした。
ケイロス監督は試合前、ナイキの決定に対して不満を示していた。代表選手たちは履き慣れているナイキの靴を他国の選手から借りるため動いていたという。