30分で5品。1週間分のお弁当を最短で作る方法

週末の食事の買い出しと一緒に材料を買ってきて、帰ってきたらその勢いで30分調理をするだけ。これならできそうな気がしませんか?
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前回は私が思う弁当のよさについてご紹介しました。でも、誰かがつくってくれたご飯と比べたら圧倒的に手間がかかるんじゃないか、という不安がありますよね。

弁当作りにどれだけ時間がかかるか読めないと、とくに普段料理をしない人にはとてつもない手間に感じてしまいます。

でも、週に1回、30分でほとんどの準備ができてしまうとしたら、どうでしょうか。

週末の食事の買い出しと一緒に材料を買ってきて、帰ってきたらその勢いで30分調理をするだけ。これならできそうな気がしませんか?

一番大事なことは、週末に30分調理をする、ということが組み込まれてしまうことです。

毎日の生活にお弁当をプラスすることが負担に感じてしまうのは、朝は誰にとっても忙しく、そこにエキストラの時間を生み出すために早く起きたりすることがしんどく感じるからだと思います。

でも、弁当を詰めるだけならかかる時間も5分程度。電車一本分の差なら、なんとかできそうですよね。

食堂の定食を思い出してみてください。メインの料理は大体日替わりのローテーション、サブのおかずは大体決まっています。

これと同じで、弁当に入るおかずも8割は決まりきったもので大丈夫。それはズバリ、温野菜です。30分、温野菜を手際よく作ってしまいましょう。

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私の場合の最短コースはこうです。

用意するのはホウレンソウ、ブロッコリー、オクラ、ヤングコーン、もやし。

ブロッコリーは調理バサミで一口サイズに切って、それ以外の野菜も一緒に水でよく洗っておきます。鍋いっぱいにお湯を沸かし、塩をひとつまみ入れます。

ブロッコリーとオクラ、ヤングコーンは3つ同時に2分間茹でます。茹で上がったら容器に移します。余熱で十分柔らかくなるのでゆで時間はこのくらいで大丈夫です。

次にホウレンソウ。これは何束かずつ、茎の方からお湯に入れ、10秒茹でれば十分です。茹で上がったら冷水で色止めをし、絞りながら刻んでおひたしにします。

そしてモヤシ。1分間茹でたら火を止めて5分置いておきます。パックに詰めながらごま油・塩・鶏がらスープで和えればナムルの完成です。

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さて、ここまでで5品できました。ポイントは、一度沸かしたお湯を使い続けることで、時間も短縮でき、勢いにのって料理ができあがっていくので気分も上々です。どうでしょう、30分あれば十分出来ますよね!

この5品から3つずつ、その日の気分で入れていけばいいのです。あとはメインのおかずがあれば完成ですが、ここはなんでも大丈夫。

豚の生姜焼きや塩鮭などをこのまま焼いてしまえばあとは完全に詰めるだけ。

毎朝ちょっと時間があれば、ブリやメカジキを焼いておかずにすればさらにランクアップ。

でも時間がないときはおかずだけお惣菜や冷凍食品もアリでしょう。それでも、炊いたご飯と自作のおかずが3品あるだけで気分は大幅にグレードアップです。

このほかにも温野菜はさやいんげん、そらまめ、小松菜やチンゲンサイなど応用がききます。また、常温の卵を7分間ゆで、フリーザーバックに薄めためんつゆと入れておけば味玉も作れますよ。

最後に、一週間、冷蔵庫(場合によっては冷凍庫)で保存するにはちょっとしたテクニックが必要です。保存する容器や調理する器具をきちんと消毒することが最大のポイント。

食用アルコールでできた拭き取り不要の殺菌スプレーがあるので、私はそれを使っています。

水分がついていると痛む原因になります。保存する前は粗熱をよくとり、一度水を切ってから保存するとよいでしょう。

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さらに詰めるとき。お箸はキッチンペーパーで都度よく拭くのがベストです。こうすると殺菌された状態が保たれ、長持ちします。

とはいえ、油を使う調理方法の方が保存に向くのは事実。お腹が弱い方、気になる方は冷凍するか、週の前半と後半で2回に分けるのもいい考えだと思います。

さて、だんだんと方法がわかってきましたか?

でも毎日同じものを食べたら飽きてしまいそう......。そうならないようにおかずのバランスをとることが大事。ちょっとした工夫でそれが避けられます。次回はそれについてお話しましょう。

<弁当男子・連載一覧>

<ノンアル男子・連載一覧>