大事なディナーにお呼ばれの時。ノンアルコールワインは使える。

ノンアル日記第4話:「ノンアルコールワイン?ぶどうジュースのこと?」いえ、違います。
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Tsukasa Ishizawa

「ノンアルコールワイン?ぶどうジュースのこと?」

日本でも、私が駐在していたシンガポールでもよく聞かれた一言です。

ノンアルコールワインにも、色々な種類がありますが、私が好きなのはいちどワインとして醸造してから脱アルコール処理をしたもの。熟成の進んだワインでは処理が難しいとされ、若くフレッシュな味わいのワインが多いため、たしかに甘みは感じます。

しかしぶどうジュースとは全く別物。ちょっと贅沢な食事に、きちんとした「ワイン」の存在感を与えてくれます。

ノンアルコールワインは、イスラム教徒の多い国ではハラルワインとして売られていることもあります。イスラム教徒の多くにとってアルコールはハラム(禁止)。そんな彼らでも飲めるワインとして、ハラルフードのお店でも取扱があります。

海外には実に多くのノンアルコールワインがあり、個人輸入や国内通販などで入手可能です。アルコールゼロのため酒税がかからず、値段が手頃なのも有り難いところ。ケースで買っても大丈夫な価格です。

このノンアルコールワイン、とくに良いのがディナーやパーティーに呼ばれたとき。もちろんソフトドリンクがあれば良いのですが、食事によってはワインが欲しくなるもの。

そんなときにノンアルコールワインを持ち込めば、その場にぴったりと合ったドリンクを楽しめます。

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Tsukasa Ishizawa
ノンアルコールワイン(白、赤、スパークリング)

私の妹も現在第二子を妊娠中で、先日のホームパーティーではこのワインを2本持ち込んでパーティー全体をノンアルコールにしました。運転手も含め、「飲めない人」が「例外」にならず、全員同じものを楽しめるのは想像以上に良いものです。

ここでノンアルコールワインに関する個人的なおすすめをひとつ。

クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナで、「Gemišt ゲミシュト」、「Bambus バンブス」というワインの飲み方があります。

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Tsukasa Ishizawa
ボスニア・ヘルツェゴビナで教わった飲み方。ゲミシュト。

ゲミシュトは白ワインを炭酸で割ったもの、バンブスは赤ワインをコーラで割ったものです。現地の方々いわく、むかし国が貧しかった頃の飲み方の名残で、安いワインの飲み方だということですが、炭酸ですっきりとして飲みやすく、すっかり気に入ってしまいました。

ノンアルコールワインは「若い」ワインをベースにするので、フルーティーでさっぱりした味わいのものが多いように思います。そこでこれらを炭酸で割ると、スパークリングのような飲みやすさと爽快感がプラスされ、また違った楽しみ方ができます。

私はよくこの方法で楽しんでいます。結果的にたっぷり飲めるところもお気に入り。ご購入の際はぜひ試してみてください。

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