「斜視」は治療しないといけない病気なのか

困らない限りはこのまま生きていきたいと思います。

2018年6月下旬、とあるユーチューバーさんの動画が公開されたことがきっかけで、僕が1年半前に公開していた小ネタ動画の再生数が跳ね上がりました。

その経緯については簡単に、僕のブログの方でまとめてありますが。

YouTube動画の再生数が伸びると、コメント欄の賛否両論も盛り上がるのは世の常ですね。

アルビノについての意見や、僕に対する好き嫌いなど、様々なコメントを付けてもらえてとても興味深かったのですけれど。

今回、僕が特に気になったのは斜視についての言葉でした。

「目がおかしい」「右目変な方向向いてない???」「目ロンパってるやん笑」「肌どうこうより斜視なのがな...」「藪睨みか? 右眼の焦点が...」「目どこ向いてるの?」「斜視直したら?」

物心ついた頃から瞳の動きがちょっと変なのを自覚していた僕らには、アルビノがよく併せ持つ「斜視」や「眼振」は、わりと当たり前のことでした。

それでも特に、生活に支障がないと思って、自覚はあれど気にすること無く、35歳まで生きてきたのですけれど。

斜視や眼振そのものを知らない人には、不気味な瞳の動きに思えるものなんだなあ、と今回で再認識したのでした。

余談ですが...斜視には「ロンパリ」「藪睨み」というネガティブな表現があることを僕は今回はじめて知りました...。

そして、知識として斜視を知っている人も、それを"治したほうが良い病気"だと考える人が割と多くいるのですね。

確かに、普通の人が斜視の場合、視力が落ちてしまう可能性などがあるので、治療して治せるのなら治したほうが良いのかも知れません。

けれど、恐らくアルビノで眼振があったり弱視だったり、という状況と関連している僕らの斜視は、むしろ視力が弱いからこそなっている...とも考えられるので、治すべきなのかどうか、というか治せるのか、は僕にはよくわかりません。

普通ではない状態が「良くない」と考えると、斜視も治すべきなのかも知れませんし、そう考えるとアルビノがいつまでも「治療法はない」と説明され続けるのも理解できます。

けれど、普通ではない状態でも実在していて、当人にはそれで生きてきた現実。

いまのところ、僕はこの斜視を治さなければいけないとは、思えていません。

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Koji Kasuya

●斜視を手術した有名人

テリー伊藤さんが斜視を告白、手術したのは少し有名な話ですね。手術後に晴れやかな表情で色付きの眼鏡からクリアな眼鏡にかけ替えた時期、話題になったのを憶えています。

どうやら外傷が原因の斜視だったようですが、手術をした理由を「僕自身は良いんですけど相手が嫌なんじゃないかと思って。」と語っていたそうです。

アイドルの神谷えりなさんは、斜視によって視力や体調に影響が出ていて、治療を考え手術をしたそうです。

それまでも人前に出る活動をしていた彼女ですから、斜視である自覚は持っていたと思いますが、手術をした大きな理由は「見た目」ではなくて自覚症状だというのが、なかなか興味深いです。

また...、とてもギリギリではありますが。

内斜視と外斜視で(見る人の)感じ方が違ったり、可愛い子の斜視は好くて、おじさんの斜視は醜い、というような、人の素直な感性による意見の違いもありますね。

よくわかりませんがこんなランキングも見つかりましたので、気分転換がてらどうでしょうか。

僕の中の結論としては。

幼い頃から「どこ見てるの?」と言われては「斜視なんだー」と答えて済んでいたし、写真を撮られる時には少し気を付ければ普通の瞳の角度にも出来るようになりましたし。

少なからず、その斜視も魅力的に感じてくれる人もいる、というのも知っていたりしますので(※ただしイケメンに限る...のかも知れないですが)。

よく知らない人の言う「治せ」みたいな言葉は眼中に入れず、困らない限りはこのまま生きていきたいと思います。