「線香の火を…」「布団が重くて…」帰省中の子どもの事故、思いもつかない事例がてんこ盛りで紹介される

帰省先など自宅とは異なる住まいで起きそうな、子どものヒヤリ・ハット事例を紹介する。「自宅はIHのコンロだが、ガスコンロの炎が気になり、つまみを動かした…」

子どもは時に、大人が考えつかないような行動をする。帰省先など自宅とは異なる住まいでもそれは起こり、危うく事故につながることもありそうだ。

「線香の火を触りそうになった」
「自宅はIHのコンロだが、ガスコンロの炎が気になり、つまみを動かした…」
「自宅はマンションで階段がないが、実家は一軒家で階段がある。一人でのぼって数段上から落ちてしまった…」

東京都はそんな「ヒヤリ・ハット」の事例を、「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の事故防止ガイド」としてまとめ、PDF等で紹介。「好奇心旺盛な子供は、見慣れないものに興味を持ちます」と、注意を呼びかけている。 

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この事故防止ガイドは、2019年1月に東京都および近県に居住する、就学前の乳幼児を持つ保護者を対象にしたアンケートからまとめたもの。3000人に調査した結果、危害及びヒヤリ・ハット経験をした人は56.2%と半数を超えていたという。

最も多かったのが、「転落事例」の経験で、「やけど」、「転倒」が続いた。調査では、実際に経験したヒヤリ・ハット事例が報告されている。その一部を紹介しよう。

  • 「扇風機の羽の部分に手を入れてしまい、切り傷ができた」(男児2歳)
  • 「ボタンを押すことが好きなので、ガスコンロのスイッチにも興味を持ち、何度も押していてヒヤリとした」(男児2歳)
  • 「ロールカーテンのひもに首が絡まりそうになった」(男児3歳)
  • 「冷蔵庫に貼ってあった小さいマグネットを誤飲した」(男児1歳)
  • 「床に裁縫道具があり、子供がひっくり返して針で遊ぼうとした」(男児1歳)
  • 「ドラム式の洗濯機に入りそうになった」(女児2歳)
  • 「家では誰もたばこを吸わないので珍しく思ったのか、火がついているものを触った」(男児1歳)
  • 「夏祭りの出店で取ってきたゴムボールを、娘が口の中に入れた」(女児1歳)
  • 「祖父が飲み忘れないように机の上に置いていた薬に子供の手が届きそうだった」(女児2歳)
  • 「自宅では犬を飼っていないため、犬のえさが珍しかったようで口に入れようとした」(女児1歳)
  • 「靴下を履いたまま階段を降りていったところ、滑って転落した」(男児3歳)
  • 「実家にピアノが置いてあり、娘が蓋を開けて弾き始めた。いつのまにか一人で弾いていて蓋が閉まってしまい指がはさまった」
  • 「観葉植物の鉢に栄養剤の粒が入っていて、触って口に入れそうになった」(男児1歳)
  • 「ちょっと目を離したときに子供が大人用自転車のペダルに足をかけ遊んでおり、そのまま自転車が倒れてきて下敷きになった」(男児6歳)
  • 「リビングの床に蚊取り線香が置いてあり、指をやけどした」(男児2歳)
  • 「積み重ねて床に置いてあった漬物石に興味を持ち、持ち上げようとして石が崩れ、手をはさみそうになった」(男児3歳)
  • 「勝手にタイマーを回してオーブントースターがつき、火事になりかけた」(男児2歳)
  • 「沸き始めて湯気が出てきたのに興味を持ってやかんに触れた」(男児2歳)
  • 「床下収納を開けるための金具に指を引っかけてしまい、抜けなくなり、けがをしそうになり痛そうにしていた」(男児1歳)
  • 「実家の湯船が深く、肩まで浸かろうとしたときに、いつもと深さが違うことに驚き慌てたため湯を飲んでしまった」(男児2歳)
  • 「昔ながらの水と湯をひねって湯温を調節するシャワーで、熱湯のような湯が出て大泣きした」(男児2歳)
  • 「重い毛布をかけていて、寝返りを打てず泣き出した」(女児0歳)