疲れがとれるだけじゃない。睡眠時間を大切にするべき10の理由

今日、大きなあくびをしませんでしたか?

今日、大きなあくびをしませんでしたか?

ワークライフバランスの重要性も広まりつつあるが、まだまだ現代社会では、長い時間働くことは美徳とされているかもしれない。でも、1日1〜2時間、寝る時間も惜しんで休息を取らずに働くことは、良いどころか、悪影響しかない。

睡眠時間をきちんとスケジュールに入れ、管理する必要があるだろう。睡眠不足によって疲弊するだけではない。きちんとした睡眠は、疲れを取る以外にもたくさんのメリットがある。10の理由を紹介しよう。

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TARA MOORE VIA GETTY IMAGES

1,睡眠は記憶力を向上させる

脳力トレーニングなんてやめてしまおう。睡眠をしっかり取ることで、頭の回転が良くなる。睡眠は短期記憶力を向上させる。また、ハーバード・メディカルスクール睡眠薬学部によると、次の日の情報処理能力も上がるという。徹夜明けの学校が辛かったのは、そういうことだったのだ。

2.イライラしない

よくイライラすると感じることがあるなら、それはきっと睡眠が足りていないから。2015年に発表された調査結果によると、ちゃんと睡眠をとらないと、感情を処理することが難しくなり、普通のことに対しても不快な反応を起こしやすくなるという。寝るほど幸せな気分でいられるというわけだ。

3.精力が向上する

疲れているときに、パートナーとロマンチックな時間を楽しもうとしても難しい。ある研究によると、睡眠不足はEDや性欲低下の原因にもなるという。寝るほど素晴らしいセックスにつながるなんて、こんなに良いことはない。

4.睡眠は寿命を延ばす

不老の泉は存在しないかもしれないが、毎日7〜9時間の睡眠は似たようなものだと言っても過言ではない。ある調査によれば、睡眠時間が短いと寿命が縮み、つねに疲弊した状態でいることは人生の質に影響を及ぼすという。

5.風邪を引きにくくなる

風邪薬なんて飲まなくても大丈夫。バクテリアやウィルスを撃退する一番の方法は、健康的な習慣と睡眠だ。ある調査は、睡眠不足によって、人はより体調を崩しやすくなると指摘している。免疫力を上げるためには布団に入ろう!

6.クリエイティブになれるかもしれない

イノベーションを起こせるのは、しっかり休息できている脳だ。ハーバード大学の研究によると、クリエイティブな方法で課題を解決するには、しっかりと眠った後の方がずっと簡単だという。さらに、覚醒と睡眠の間にあたる「入眠する時」は想像力に富んだアイデアが浮かぶこともあるそうだ。もう少し眠れば、素晴らしいひらめきに出会えるかもしれない。

7.健康的な体重と筋肉量を手に入れられる

健康的な身体に変わる瞬間は、キッチンやジムではなく、布団の中で訪れる。ある研究によると、ダイエット中たくさん眠った人の方が、減量プログラムにおいて体脂肪を早く落とすことができたという。さらに、同じ研究は、睡眠不足により筋肉が衰えることも指摘している。それは困る。

8.ストレス知らずに

もう嫌になったから寝てしまいたいと思ったことはないだろうか。あながちそれは間違いではなかった。睡眠とストレスとは密接に関係している。たっぷり眠ることで気分が良くなるだけでなく、血圧まで下がるのだ。

9.より安全な運転ができるようになる

眠気を感じながら運転するのは、酒に酔った状態で運転するのと同じくらい危険だ。アメリカでは、居眠り運転により年間10万件以上の交通事故が起きており、1500人もの人が亡くなっている。睡眠不足は、反応や判断が鈍くなりとても危険なのだ。

10.とにかく気持ち良い!

たくさん眠って目を覚ました時の満足感といったら! これ以上気持ちの良いものはない。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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睡眠不足かもしれない6つのサイン
異常におなかがすく(01 of06)
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食事を抜いたのでもないし、運動を増やしたのでもないのに1日中おなかがすくときは、睡眠不足かもしれない。\n睡眠不足だと、食欲を増進させるグレリンというホルモンが増えるとされている。さらにこのホルモンが増えると、カロリーが多い食品が食べたくなるということだ。 (credit:Flickr:Christine Rondeau)
妙にイライラする(02 of06)
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2007年の研究によると、睡眠不足だと、否定的な画像やイライラさせる画像に、60%以上も感情的に反応しやすいという。睡眠不足だと、脳の原始的な部分への制御が効かなくなりやすいと説明されている。 (credit:Flickr:Aimanness Photography)
忘れっぽかったり、ボーっとする(03 of06)
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You might be tempted to blame your trouble focusing on your age or stress or your overflowing email inbox, but a lack of sleep could be the true culprit.\n\nToo few hours in dreamland has been linked to a whole host of cognitive problems, like difficulty focusing and paying attention, confusion, lower alertness and concentration, forgetfulness and trouble learning, WebMD reports. \n\nSo next time you find yourself forgetting where you put your keys, consider how much sleep you got last night. (credit:shutterstock)
風邪をひきやすく、治りにくい(04 of06)
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2009年の研究によると、平均睡眠時間が7時間より短いと、そうでない人と比べて3倍も風邪を引きやすいという。\n (credit:Flickr:anna gutermuth)
いつもより不器用(05 of06)
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First you knock the alarm clock off the dresser, then you spill the milk as you\'re pouring your cereal, then you stub your toe on the way out the door -- you\'ve become a klutz overnight. \n\nResearchers don\'t know exactly why, but sleepy people seem to \"have slower and less precise motor skills,\" Clete Kushida, M.D., Ph.D., director of Stanford University Center for Human Sleep Research told Prevention. Reflexes are dulled, balance and depth perception can be a little wonky and since you may also have trouble focusing, reaction time can be slowed, meaning you can\'t quite catch the egg carton before it hits the floor.\n (credit:Alamy)
セクシーな気分になれない(06 of06)
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睡眠不足はコルチゾンというホルモンを増大させ、性的欲求の減少につながるとされている (credit:shutterstock)

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