マツダ「ロードスター」新型モデル世界初公開の模様

マツダは、9月4日に千葉県・舞浜アンフィシアターで行われた「マツダ ロードスター」の誕生25周年記念イベント「MAZDA ROADSTER THANKS DAY IN JAPAN」の模様をYouTubeの公式チャンネルで公開した。当日は会場に行けなかった方も、是非4代目となる新型ロードスターが世界初公開される瞬間をご覧いただきたい。

マツダは、9月4日に千葉県・舞浜アンフィシアターで行われた「マツダ ロードスター」の誕生25周年記念イベント「MAZDA ROADSTER THANKS DAY IN JAPAN」の模様をYouTubeの公式チャンネルで公開した。当日は会場に行けなかった方も、是非4代目となる新型ロードスターが世界初公開される瞬間をご覧いただきたい。

快晴に恵まれたこの日の朝、舞浜アンフィシアター周辺の道路と駐車場には、続々と歴代ロードスターに乗ったファンが集まってくる。会場の前に展示されたロードスターは計4台。ネオグリーンのボディ・カラーとタン色の内装が魅力的だった初代「NA」型の「Vスペシャル」は、当時開発主査を務められた平井敏彦氏から寄贈されたものだそうだ。そして1999年の2代目「NB」型と、2009年の3代目「NC」型ロードスターのボディには、それぞれ10周年と20周年の記念ミーティングで集まったファンの皆さんによる署名が書き込まれている。もう1台の「ソウルレッドプレミアムメタリック」で塗られたNC型ロードスターは、5月に日本では25台のみが限定販売された25周年記念モデルだ。作られた右ハンドル車は全てファンの元に渡ったためか、展示車は左ハンドルの「MX-5」だった。

そしていよいよ会場の中に。入り口でなにやら機械が仕込まれたリストバンドが配られる。腕に巻いてスイッチを入れておくように、とのことだ。場内には招待された1,200名のファンと、その後ろに報道記者が席に着く。当然のように陣取った報道カメラによって、ファンの視界が遮られることはない。マツダの配慮が感じられた。

そして午前9時30分。レーザー光線と共にステージ上のスクリーンにイメージ映像が映し出される。だがそれは様々な自然の風景などを撮影したもので、クルマの姿は一切出てこない。ルーフを開け放ったロードスターのシートから見える、美しい世界を表現しているようだ。

続いてロードスター・オーナーのインタビュー映像と、来場されたファンへのインタビューなどを経て、午前10時、いよいよ新型ロードスターの登場。集まった人々の腕に巻かれたリストバンドが点灯を初め、暗い場内に無数の光が瞬き、そしてステージ上にスモークの中から赤い「ND」型ロードスターが初めて姿を現した。離れた位置からでも、ボディの短さ、コンパクトさが際立って見える。

ステージには開発主査の山本 修弘氏をはじめ、開発メンバーが登壇し、ファンの皆様に一礼した後、山本氏からメッセージが伝えられる。その内容は是非、ビデオでご覧いただきたい。司会者は会場の客席に降りて、ファンの方から感想を聞く。新型の印象はすこぶる好評のようだ。さらに抽選で当たった3組のファンが登壇し、おそらく関係者意外では世界で初めて、新型ロードスターのコクピットに座れるというコーナーも用意されていた。

そしてサプライズとして、セリエA インテル・ミラノ所属のサッカー選手、長友 佑都選手がスクリーンに登場。長友選手はイタリアで白いNC型ロードスター(MX-5)に乗られているそうだ。

スクリーンには舞浜と同時に発表が行われたアメリカ・カリフォルニア州モントレーとスペイン・バルセロナ、各会場の様子も映し出された。いきなり壇上の新型ロードスターに向かってファンが押し寄せてきたスペインは、この時なんと午前3時だそうだ。

オフィシャル・カメラによる会場全体の記念撮影が行われてイベントは終了。その後、来場者はステージ上の新型ロードスターに近寄って写真を撮ったり、ロビーに用意されたシャシーやデザイン・モデルを前に、実際に開発に関わったエンジニア、デザイナーの方々とお話しすることも出来た。日本の会場にはデュラン・デュランのようなタレントは登場しなかったけれど、ロードスター・ファンにとってはきっとそれ以上の存在である人たちと直接話せたのだから、嬉しい体験となったに違いない。

今回のイベントに参加できなかった方も、新型ロードスターは年内に全国各地で開催されるイベントで展示される予定なので、お近くの会場に是非、足を運んでみてはいかがだろうか。

マツダ公式サイト:ROADSTER 25th ANNIVERSARY

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