フェラーリ会長を辞任するモンテゼーモロ氏の退職金が...とんでもない金額

フィアットは、フェラーリ会長を辞任するルカ・ディ・モンテゼーモロ氏に対して、2,695万ユーロ(約37億5千万円)の退職金を支払うことを明らかにした。退職金の約半分近くの1,371万ユーロ(約19億円で彼の年俸の約5年分)は、来年の1月31日に一括で支払われ、残りの金額はこの先20年かけて支払われるという。

フィアットは、フェラーリ会長を辞任するルカ・ディ・モンテゼーモロ氏に対して、2,695万ユーロ(約37億5千万円)の退職金を支払うことを明らかにした。

退職金の約半分近くの1,371万ユーロ(約19億円で彼の年俸の約5年分)は、来年の1月31日に一括で支払われ、残りの金額はこの先20年かけて支払われるという。

この退職金を受け取るにあたり、少なくとも2017年3月までは、ランボルギーニやブガッティなどのライバル社で働かないことが条件となっている。67歳のモンテゼーモロ氏にとって、これだけの大金を手にすれば、当然もう働く必要はないと言って良いだろう。だがこれまで、働き詰めていた彼の半生を振り返ると、また近いうちにどこかで彼の名を耳にする可能性も否めない。

フェラーリ会長としての活躍はもちろんのことだが、他にフィアットグループの会長も務め、FOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)やコンフィンダストリア(イタリア産業連盟)、FIEG(新聞/期間刊行物イタリア連合)、地元の大学、政策シンクタンク、高速鉄道会社、アメリカズカップに参戦したイタリアのヨットチーム、1990年に行われたFIFAワールドカップ・イタリア大会の組織委員会など、様々な分野でリーダーシップを取ってきた。また最近では、彼の経営手腕から、イタリアの航空会社アリタリアのCEOへの転身などもささやかれたり、首相選に出馬するのではという噂も持ち上がっているようだ。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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