2011年3月11日。東日本大震災から今日で丸々3年。復興がまだまだ進まない地域もある一方で、都会では記憶が薄れつつある昨今。節電、食材不足、防災...さまざまな課題を突きつけられたあの日々を思い出して、もう一度いまの暮らしを見直してみませんか?
3年前のあの日。東日本大震災により私たちを襲った未曾有の惨事と激動の日々。食料不足、節電、そして防災。記憶が薄れると同時にあのとき学んだ様々なことも次第に忘れ去っていませんか?
■省エネの心を今一度取り戻そう!
計画停電という言葉もすっかり忘れ去られてしまいました。あのとき極力無駄なエネルギーを使わないと心がけていたあの行動、今も続いていますか? 地球環境のことを考えれば、節電・省エネは私たち人類の永遠の課題。電気をつけっぱなしにしない、ガスの火は鍋底からはみ出さない...毎日の生活を今一度見直してみましょう。
計画停電中に開発されたパンレシピ
手ごねで、発酵から焼くまで深めのフライパン(鍋?)1つでできます♪ 少しでも節電できれば...☆
少量の水とガスで完成するゆで卵
ゆで足りなかったり、黄身が黒くなったりと苦労してまいりましたが、ようやく時間の目安がわかってきました。 少量の水とガスでできるゆで卵で地球にやさしい料理人を目指します。
■少ない食料でも創意工夫するアイデアを
流通がストップし、物資がなかなか手に入らなくなった当時。食材を余すことなく使い切ることが私たちに求められました。物資が潤沢になるとつい忘れてしまうその心。思い出すためにも、今日は使い切りレシピを作ってみませんか?
せっかく美味しい冬大根、葉っぱも皮も全部使ってもう一品。 箸休めに最適☆
ブロッコリーの茎を生のまま千切りにしたら、見た目も味もキャベツそっくり! あなたも騙されてみてください。
出汁をとった後の昆布は捨てるのもったいない!出汁ガラでも栄養満点で美味しい簡単チップスをこどものおやつや酒のつまみに♪
■防災グッズの中の非常食の賞味期限を見直そう
緊急時の備えとして防災グッズの中の非常食の準備がいかに重要かということも痛感しましたね。今一度、ご自分の家庭の非常食を見直してみましょう。 非常食の準備で必要なのは、1)種類...できるだけ多くの種類を用意 2)内容...固形物だけでなくスープなどの食しやすいものも 3)調理方法...加熱やお湯がなくても食せるものなども準備、です。 そして何より大切なのは、その非常食の消費期限。いざというときに、期限が切れていたということがないように、各非常食の消費期限をきちんと把握しておきましょう。消費期限がきたらふだんの食卓に使用しながら順次新しいものと交換しておく必要があります。
賞味期限が近づいたら、普段のごはんにおいしく使いこなしましょう。
焼き鳥缶が簡単に素敵な一品に
とっても簡単で安くて美味しく出来ます^^♪ お弁当にも便利です♪
いわしの蒲焼き缶はおつまみにもなる副菜に
もやしも、レンジ加熱で楽々。洗い物も少なく、魚缶を使って手軽にできる1品です。
私たちの暮らしだけではなく、価値観をも揺るがしたあの日。日常に流されつい忘れてしまいがちですが、今なお東北では多くの人が故郷に戻れず仮設住宅暮らしを強いられているのが現状です。復興を心から祈りつつ、私たちにもできることは何か。大切にすべき暮らしや習慣は何か。今一度しっかり考えてみませんか?(クックパッド編集部)
【関連記事】
(2014年3月11日「クックパッドニュース」より転載)