寒波に見舞われたアメリカで、凍った池の表面にワニが鼻先を突き出す珍しい光景が目撃された。
ワニの体は鼻先以外は水の中にあり、目を閉じている。
凍った池の中にいるワニはまったく動いていないが、死んでいるわけではない。
変温動物であるワニは、気温が下がると体温も低下する。そのため、一定の気温を下回ると、ブルメーションと呼ばれる冬眠に似た休眠状態になる。
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スワンプ・パークのスタッフは「鼻を水面から突き出すことで、周りの水が凍っても呼吸を続けられる」と説明している。
スワンプ・パークでは、野生に戻るのが難しいと判断されたワニを保護しているという。
水面が凍ってブルメーション状態が見られるのは数年ぶりで、前回は1週間ほど続いたというが、今回は数日だったようだ。
スワンプ・パークはワニが体を動かし始め、鼻元から氷が溶ける様子も投稿している。
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寒さで池が凍り、ワニが動かなくなったのは、ノースカロライナ州だけではない。
テキサス州のワニ保護施設「ゲーター・カントリー」も、凍った池で鼻を突き出すワニの動画を、TikTokに投稿した。
アメリカ森林局は2021年の投稿で、鼻先を水面から上に出している限り、ワニは凍った水の中で生きられると説明している。
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