「別れても彼は家族」元パートナーと子育てする理由を、アンダーソン・クーパー氏が語る

息子の人生に、1人でも多くの人が関わって欲しい。背景には幼少期に感じた寂しさがありました
2015年、ニューヨークで開催された「amfARインスピレーション・ガラ」に出席した、ベンジャミン・マイサイさん(左)とアンダーソン・クーパーさん
2015年、ニューヨークで開催された「amfARインスピレーション・ガラ」に出席した、ベンジャミン・マイサイさん(左)とアンダーソン・クーパーさん

4月末に息子を授かり、多くの人に祝福されたCNNアンカーのアンダーソン・クーパーさん。

クーパーさんはシングルだが、息子のワイオットさん子育ては、元パートナーでニューヨークのナイトクラブオーナーのベンジャミン・マイサニさんと一緒にすることを明かした

なぜ、元恋人と一緒に子育てをするのか。12日に放送されたラジオ番組「ハワード・スターンショー」で聞かれたアンダーソンさんは、次のように答えた。

「私には、身近な家族がいません。だから私にとっては友人が家族です。そして彼とは10年もの付き合いがあり、素晴らしい人です」

「私たちはカップルとしてはうまくいきませんでした、だけど私は誰かにいて欲しいのです」

息子の人生には1人でも多くの人が関わって欲しい

クーパーさんの父親と母親と兄はすでに他界している。

父親はクーパーさんが10歳の時に亡くなった。母親のグロリア・ヴァンダービルトさんはデザイナーやモデルとして活躍し、社交界で忙しい日々を送った人だ。

自分の子ども時代には近くには親がいなかったので、息子にはできる限りのサポートしたい、ともクーパーさんは語る。

「幼かった頃、私の家族は、母と兄だけでした。ただ、母はあまり子育てに熱心な方ではありませんでした」

「父が死んだ後、私は誰か代わりの大人に『野球に連れて行こうか?』とか『時々一緒にランチをして、話をしよう』と声をかけてほしいと感じていました」

「しかし、それをしてくれる大人は私にはいませんでした。だから万が一私の身に何か起きた時、もしくは何か起きなくても、息子の人生には1人でも多くの人が関わり、愛してもらえるようとしようと思ったのです」

彼は、別れても人生の多くを共有する相手

クーパーさんとマイサニさんは9年間交際した後、2018年3月に別々の道を歩む決断をしたと公表した

その時に「私たちは恋人として別れても、家族であり、お互いを愛している」そして「これからもベストフレンドであり続け、人生の多くを共有するだろう」とクーパーさんはPeopleに語っていた。

4月27日にワイアットさんが誕生した時には、マイサニさんも立ち会ったという。

「息子に2人の父親をそれぞれどう呼んでもらうのか」とスターンさんと聞かれたクーパーさんは、自分は「ダッド」もしくは「ダディ」で、そしてフランス人のマイサニ氏のことは「パパ」と呼んでもらうつもりだと明かした。

マイサニさんはすでにワイオットさんにフランス語で話しかけていて、その時は、なんの話をしているかわからないとクーパーさんは笑いながら語る。

「彼が息子に、私に反抗するようにけしかけても、私にはわからないでしょうね」

2020年、世界的に流行した新型コロナウイルスは、LGBTQコミュニティにも大きな影響を与えています。「東京レインボープライド」を始めとした各地のパレードはキャンセルや延期になり、仲間たちと会いに行っていた店も今や集まることができなくなりました。しかし、当事者やアライの発信は止まりません。場所はオンラインに移り、ライブ配信や新しい出会いが起きています。

「私たちはここにいる」――その声が消えることはありません。たとえ「いつもの場所」が無くなっても、SNSやビデオチャットでつながりあい、画面の向こうにいる相手に思いを馳せるはずです。私たちは、オンライン空間が虹色に染まるのを目にするでしょう。

「私たちはここにいる 2020」特集ページはこちら。