2021年11月11日 12時04分 JST | 更新 2021年11月11日 13時22分 JST

「オンライン診療と対面診療を上手に使い分けて」コロナ後、AGA治療はどう変わる?

コロナ禍以降、初診でのオンライン診療にも対応したAGA治療を専門とする銀座総合美容クリニック(銀クリ)。コロナがある程度落ち着いた世の中においては、「オンライン診療と対面診療を使い分ける」ことが重要だと話す。

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2020年、初診からのオンライン診療が、コロナ禍で時限的に解禁となった。そして今年6月には、恒久的に実施できるように政府が方針を決めた。

しかし、日本のオンライン診療は、欧米と比較してあまり浸透していない。その中で、美容医療などの保険外診療では、初診を含めてオンライン化が進んでいるという。

「全てをオンライン化できるわけではない」と話すのは、AGAクリニックの銀座総合美容クリニック(以下、銀クリ)だ。それでも、同クリニックが初診からのオンライン診療を実施する理由から、オンライン診療の在り方が見えてきた。

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オンラインと対面、どちらが良い悪いという話ではない

── 銀クリは全てをオンライン化することには慎重な姿勢だと聞きました。

まず、保険診療の場合を考えてみてください。体調が優れず、オンラインで初診を受けるとして、症状を言葉で伝えることは大変ですよね。「お腹が痛くて…」と伝えた時に「どこの辺りが痛いですか?キリキリと痛みますか?ズキズキしますか?」と医師に聞かれてもキリキリとズキズキどちらか自分ではわからない。対面診療なら医師が手で触ったり聴診器を当てたりすればわかることが、オンラインの問診だと難しいこともあるわけです。

このように、オンラインでは診療の正確さに懸念が残ります。これは、AGA治療も同じです。もちろん、オンラインを活用できる場面も多々あると思いますが、全てをオンライン化できるということでもないと考えています。

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── オンライン診療はあまりよくないということでしょうか?

どちらが良いとか、どちらが悪いとかそういう話では全くありません。治療の状況や患者さんの希望によって、オンラインと対面を使い分けることが重要ですよね。なかでも、AGA治療を始める最初のタイミングにおいては対面診療が勝る部分も多々あります。この時期は、状態の確認と、深いコミュニケーションがとても重要なためです。

例えば、額の広さには個人差があります。単純に額が広いから薄毛になっているなどと診断はできないんです。医師がしっかり視診触診にて確認しないと、診断が難しい場合もあります。

さらに、治療を始めて半年くらいは、きちんと経過を確認することが重要です。治療初期は、自分では見えない部分の変化や、密度の微妙な変化から効果が見えだし、自分では確認しづらい小さな変化が積み重なっていきます。しかし、そういう変化は自覚しにくく、患者さんが不安になることもあるんですね。そういう場合には、定期的に経過を撮影して確認し、医師の説明を受けコンセンサスをとることが大事。そうしないと、効果が出ても、本人が満足できない結果に繋がってしまうこともあるのです。

コロナ禍の長期化を見据え、早く診ることを重視

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── それでも、銀クリが初診からオンラインを導入したのはなぜでしょうか?

コロナ禍では、感染拡大防止のためにクリニックへの来院が皆さん難しくなりました。それでも、早く治療しなければいけない場合は、コロナの落ち着くタイミングを待ってはいられない。だから、初診のオンライン診療が解禁されたわけです。

AGAも進行性なので、治療は早ければ早いほど効果が認められます。そのため、コロナ禍の長期化を見据えて、早く診ることを重要視し、初診からのオンライン診療を始めました。その分オンラインでも丁寧に問診をし、来院できるタイミングがきたら一度ぜひ診せてくださいと患者さんにはお伝えしています。 

━━ コロナ以前から、再診ではオンライン診療もされていたんですよね。

AGAの治療はだいたい月に1度のペースで経過確認を行うのですが、毎月の通院は時間的な負担がかかります。仮に皆さんのお休みが週に2日だとして、月に8日間の休みがあるわけですが、そのうちの貴重な1日を使って通院してもらうことになるわけですから。

だからある程度治療が安定したら、手軽さや継続しやすさを重視し、電話やオンラインで診療し、薬を送るという対応はしていました。オンラインが良い・悪いではなく、やはり状況に応じて手法を選ぶことが大事だと思います。

生えても不満なことも?AGA治療はコミュニケーションが必要

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── 患者さんとしては、手軽さを重視して、やはりオンラインだけでも…という声もあるのではないでしょうか。

初めてAGA治療する患者さんは、しっかり診てほしいという方も多いんです。薬を服用することに対する不安がある方もいますし、副作用の心配もある、ネットに溢れているAGAの情報を見て不安になる人もいっぱいいますから。

そもそも、AGAは「治った」「治らない」で解決できるものではないんですね。生えて満足という人もいれば、生えたけどこの生え方じゃ不満という方もいます。一方で、効果にもう一つ満足いかなかった方が、現代の医療でやれることを一通りやったから、これを機に髪の毛を短くして気にしないようにしようという方もいたりします。

つまり、本人が気にならなくなるとか、満足いくとか、ポジティブな心の動きがゴールになります。だからこそ、治療を始めて初期の段階は、丁寧な治療経過の確認や、医師からの十分な説明が必要です。それがなく、生えた実感もない中で不安に過ごすと、治療の意味がなくってしまうと思っています。

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── 生えるだけでなく、本人が満足することが大事。そこに対して、銀クリではどんなことをしているのでしょうか。

はじめに、髪の毛に悩み始めた経緯や、本人が気にしているポイントを細かく必ず確認します。

額の広さが気になる人もいれば、そこは気にならないけど、頭頂部が薄くなって嫌だという人もいる。見た目は全く気にならないが、抜け毛が増えて不安だという方もいますし、家系的に薄い方が多いので心配だという人もいます。症状以外の話をする方もいますね。例えば、彼女と別れて、新たなパートナーを探したけどうまくいかない。就活で面接がうまくいかない。そんな時に、たまたま鏡を見て、光の加減でちょっと髪の毛が薄く見えてから、薄毛が気になって仕方なくなってしまったなど、みなさん色々な理由で悩まれています。

だからこそ、悩んでいるポイントを聞いた上での治療が重要です。「額が狭くなったらいいね」、「見えない頭頂部を写真で毎回見ようね」と症状の改善をご本人とポイントを合わせて話すこともできますし、人によっては「就職先見つかって良かったね」とかそんな話になる事もあります。

だから通院しているうちに、本人から「結婚した」「就職できた」と報告をしてくれる方も多いんですよ。AGA治療では、薄毛の改善はもちろん、薄毛になったことによる人生への影響も時として重要なポイントとなるので、人によってはこのように悩みを聞くようなコミュニケーションが必要な場合もあるのです。この点は、オンラインでも対応できますね。

対面診療でも、オンライン診療でも、患者さんと一緒に喜んでくれるクリニックを

── オンライン診療が広がっていく時代、どんなクリニックを選んだらいいでしょうか。

その方の症状、治療の時期や過程、コロナ感染症と社会の状況、それらを鑑みて対面診療とオンライン診療のどちらも万全に対応してくれるクリニックがいいと思います。

そして、対面であれ、オンラインであれ、同じゴールを持ち、効果はもちろん、患者さんの不安や副作用などもきちんとケアしながら、治療経過を丁寧に見てくれる。そして、よくなった時は一緒に喜んでくれるような、安心できるクリニックで治療することをおすすめします。

銀座総合美容クリニック
広々としてプライベートにも配慮された銀座総合美容クリニックの院内

銀座総合美容クリニック

・住所:東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4・5F
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