ハフコレ編集部

【苔テラリウムの作り方】手のひらサイズの別世界を満喫

頻繁な水やりが必要ないので初心者でも安心。苔好き盆栽ライターが、苔テラリウムの作り方やおすすめアイテムを紹介します。

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がハフポスト日本版に還元されることがあります。

身近なもので簡単に作れる苔テラリウム。手のひらサイズの空間で青々とした別世界が広がります。

頻繁な水やりも不要で「植物を育てたことがない...」「ちゃんとケアできるか不安...」という人にもおすすめです。

新たな趣味として、味わい深い苔を育ててみませんか。

普段、盆栽や苔を育てている苔好き盆栽ライターが、初心者向けの苔テラリウムの作り方や、中級者〜上級者向けの新たな苔を楽しみ方を紹介します。

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初心者でも安心!スターターキットを使ってみた

苔テラリウムには、初心者でも安心のキットがあります。

今回使用したキットはこちら👇

初心者でも30分程度で作ることができます。

この他にも、富士溶岩を使用した生苔のジオラマなどもあります。

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苔テラリウムキットの内容は以下。

1. 蓋つきのガラス容器

2. 土

3. 石

4. 2種類の苔(コツボゴケ、オオカサゴケ)

作り方は?とても簡単

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ピンセットを使い、土の上に石と苔を乗せ、お好みの場所にレイアウトしていきます。

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苔が長すぎる場合、根に当たる部分をハサミで切り取ってから植えてもいいでしょう。

苔を好みの場所に設置すれば、完成!

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ライティングで一味違う雰囲気に

苔の違った表情を見てみたいという方には、ライティングもおすすです。

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苔テラリウムの日々のメンテナンスは?

①蓋つきの場合、内部が高温にならないように注意が必要です。週に1日、もしくは毎日2時間程度、定期的に蓋を開けて外気を取り入れましょう。

②苔の表面が乾いてきたら、表面が濡れる程度に霧吹きで水をかけましょう。

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③直射日光は避けましょう。

苔は、ジメジメした場所に自生するイメージがありますが、乾きやすい場所を好む種類も多いです。コツボゴケは庭園にも使われる種類の苔で、過湿な状態は好みませんので、水のやりすぎに気をつけましょう。

苔について学んでみたい!関連書籍も充実

中級者〜上級者も必見!自作の苔テラリウムを楽しもう

容器や苔をそれぞれで購入して、自由な組み合わせで苔テラリウムを作ることもできます。

まずは、土の調達から。

苔テラリウム用に配合された用土が販売されています。

土を自分でブレンドしてみるのも楽しみの一つ。普段、筆者が苔や山野草栽培に使っている用土は、赤玉土、バーミキュライト、ピートモス、くん炭を、4:3:2:1で混ぜたものです。

この比率から始めて、乾きやすさや型崩れにくさなどをみつつ、自分の好みを見つけていくことをおすすめします。

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苔テラリウムに適した配合土はこちらがおすすめ👇

次に苔の購入を。

数種類が少量ずつセットになったものを購入すると、いろいろなタイプの苔テラリウムを作れることができます。

苔テラリウムにおすすめの苔はこちら

購入以外に採取することも可能です。

無闇に採取することはせず、筆者は散歩の途中で気になった苔を少量持ち帰って育てることがあります。

※私有地の苔でないことを必ず確認しましょう。

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苔テラリウムをアレンジ

もっと素敵な苔テラリウムにするために、苔テラリウムに物語をプラスしてみましょう。コツは2つです。

1. 正面を意識する

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苔テラリウムを作った後で、どの位置が一番良く見えるか、探してみましょう。お気に入りの位置を見つけら、お気に入りの場所に設置します。

2. 苔以外のアイテムとコラボ

動物などのフィギュアを置いて、苔を草原に見立てたり、苔とモミジを石につけて断崖に見立てたり...苔以外のアイテムとコラボレーションして、独特の世界を表現していくのもおすすめです。

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まとめ

手のひらサイズの別世界「苔テラリウム」。

苔の種類、環境、入れ物、見せ方など様々な側面で楽しむことができるため、新しい趣味をお探しの方や、観葉植物以外にも何か育ててみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

(執筆:高梨 益樹)

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がハフポスト日本版に還元されることがあります。

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