2021年02月24日 18時05分 JST | 更新 2021年03月05日 23時10分 JST

【LIVE配信】女性の視点が「防災」には足りない。災害からの復興に取り組んできたゲストと考えます。

東日本大震災の時、女性はこんなことに困っていた……なかなか知られていないけれど、被災時から復興、そして防災に取り組む中で、現場からは数々の困難が報告されている。

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3月6日(土)夜7時~【LIVE配信】女性の視点が「防災」には足りない。災害からの復興に取り組んできたゲストと考えます。

自然災害は、誰しもに同様に降りかかるものではない

1991年、バングラデシュで発生したサイクロンでは、犠牲者の90%が女性と子どもだったと推定されています。

これは、サイクロンや洪水の早期警報の情報が公的な場所で男性から男性に伝えられ、家にいる女性には直接届かなかったから。

2004年、スリランカを襲った津波では、男性の多くは既に漁に出ていて難を逃れましたが、その妻たちが自宅で朝食の準備をしていて流されたと言われています(*1)。

自然災害は、誰しもに同様に降りかかるものだと思われているかもしれません。しかし、受ける被害の度合いはその内容は、その人のジェンダー、年齢、障害の有無によって違いが生じることが、このように数々の事例から指摘されているのです。

これらの問題は海外で──開発途上国でのみ起きていることなのでしょうか?

実は、日本でも同様の事象は起きています。災害復興の現場には多様な視点が盛り込まれるべきですが、とかく「シスジェンダー(生まれた時の性別と自認する性別が同じ)の男性」のニーズが自明のものとされ、吸い上げられていない声が数多く存在していました。

たとえば、東日本大震災の際に、避難所では、生理用品や女性用の下着などが届いても配布担当が男性で、取りに行きづらいなどの状況も。避難所や仮設住宅では女性に対しての性暴力が起き、夫・交際相手による暴力(DV)も増加していました(*2)。

災害をメディアの報道でしか見たことがないと、自分ごととして考えた時に「何か起きたら避難所に行けば大丈夫」などと漠然としたイメージになってしまいがちです。でも、じっさい現地で何が起きていたのか理解が深まると、「何が」「どう」問題なのか、より明確に見えてきます。

ゲストと一緒に未来の防災を考えます

東日本大震災の被災自治体を対象に行った調査では、復興に関わる委員の中で女性の割合は14.6%。熊本地震の時、県の対策本部では女性6%でした(*3)。

このような男女比の偏りは、日本の政治の世界における男女の非対称性の縮図でもあります(日本のジェンダーギャップ指数は121位(*4)、その中で著しく他国と引き離されているのが政治分野です)。

イラスト:アベナオミ

3月6日、ハフポストはこうした課題を投げかけるべく、JICA(独立行政法人国際協力機構)のスポンサードのもと、「女性の視点から考える防災」をテーマにLIVE番組を配信します。

3月8日は国際女性デー、そして、3月11日は今年、東日本大震災から10年を迎える節目。多様な視点を取り入れた未来の防災について考えるため、まずはジェンダーという切り口からこれまでの常識の刷新を試みます。

ゲストにお迎えするのは、藤原しおりさん、長野智子さん、田中由美子さん(城西国際大学教授・JICAジェンダー・アドバイザー)、高橋宗也さん(宮城県議会議員・元東松島市役所復興政策部長)の4名。

藤原さんは、2018年7月の西日本豪雨の際、岡山県のご実家が被災され、ご自身も個人で志願するボランティアに参加された経験があります。

藤原さんの等身大の目線、そして、国内外の災害の報道をされてきた長野さん、ジェンダーの専門家で国際協力に携わる田中さん、行政の立場から復興に尽力されている高橋さんの知見をお借りし、番組で未来の防災について議論をしていきます。

災害時、対策に当たる行政も被災しているという過酷すぎる状況の中では数々のジレンマもあります。そんな現状も踏まえながら、もしもの事態に備えて、今日から私たちの意識は、社会の仕組みはどう変わっていくべきなのでしょうか? 3月6日、視聴者の皆さんと考えたいと思います。

番組概要:女性の視点が「防災」には足りない。災害からの復興に取り組んできたゲストと考えます。
配信日時:3月6日(土)夜7時~
配信URL: Twitter https://twitter.com/i/broadcasts/1lDxLpjpzMZxm
(番組は無料です。時間になったら自動的に番組がはじまります)