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婦人科検診のハードルを下げたい。女性の心とからだに寄り添う、生理用品ブランド・ロリエが伝えたいこと

日本でなかなか広がらない婦人科検診。女性のヘルスケアについて考えてみた。

あなたは「婦人科検診」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?

「なんとなく怖い」「よくわからない」「ちょっと面倒」

それとも、「セルフケア」「年に一度の大事な日」……

さまざまな意見があると思います。実は筆者も「受ける過程も、結果を聞くのも怖い」と、婦人科検診を敬遠してきました。だけど、婦人科系疾患は意外と身近な病気でもあります。

本記事では、婦人科検診普及に向けた啓発キャンペーンに取り組む花王ロリエの担当者への取材をもとに、婦人科検診とヘルスケアについて考えてみたいと思います。

若年層で増える子宮頸がん。検診受診率は1割に満たない

最近はフェムテック(Female=女性とTechnology=テクノロジーをかけあわせた造語。女性が抱える健康上の課題をテクノロジーで解決する商品やサービスのこと)がトレンドになるなど、生理をはじめとした心身のセルフケアに興味を持つ人も増えてきたように感じます。

一方で婦人科系疾患については、なんとなく「自分とは関係のない話」と考えている人も少なくないのでは。ですが女性特有の疾患は、意外にも身近な存在です。たとえば、乳がんは日本人女性の9人に1人が生涯の間にかかると言われているんです(※1)。

では、乳がん検診を受けている人はどのくらいいるのか? 実は乳がん検診の受診率は低く、5割を満たしません。7割を超える欧米に比べて、遅れているのが日本の現状です(※2)。

ロリエブランドサイトより参照
ロリエブランドサイトより参照
kao

一方で、若い世代で増えている子宮頸がん。その発生率が高まる18~26歳の女性を対象としたアンケート調査では、日本の検診受診率はわずか9%だそうです(※3)。

ロリエブランドサイトより参照
ロリエブランドサイトより参照
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子宮頸がんが一番多いのは20代。一方で、がんになる前の段階で見つかるのも20代。30代になるとすでにがんに進行してしまっているケースが多いといいます。だからこそ、若いうちに婦人科検診を受けることが大切なのだそうです。

「自分の体のことなのに何も知らない」二階堂ふみさんが経験した再検査

ロリエのブランドアンバサダーを務める二階堂ふみさんは、23歳の時に子宮頸がんの検診で再検査になった経験があるといいます。啓発キャンペーンのインタビューで当時をふりかえり「自分の体のことなのに、なんでこんなに何も知らないんだろうと、すごくびっくりした」と語る二階堂さん。それ以降は定期的に婦人科検診を受けるようになったそうです。

ロリエの婦人科検診啓発キャンペーンのキービジュアル
ロリエの婦人科検診啓発キャンペーンのキービジュアル
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二階堂さんはまた、婦人科検診を受け続けることで「データとして判断材料も増えて、自分の体がどう変化しているかが分かる」とし、女性が自分自身の体と向き合うことの大切さを強調。そのうえで、「ネイルサロンや美容室で自分をケアすることと同じくらい、婦人科に行くことはすごく身近なこと」だと語っています。

婦人科検診において、当事者である女性の意識はもちろん大切ですが、周囲の声がけもまた重要だと花王ロリエブランド担当の濱津さんは語ります。

「女性が検診に行くことは、自分の体と向き合うことでもあります。そして女性が体と向き合うには、パートナーをはじめ、周りの方の声がけも大切。ですから、気軽に『行ってね』と会話ができる環境づくりをしたい。そんな想いを啓発キャンペーンのメッセージ『それはカラダを知る一歩』に込めました(濱津さん)」

一方で、男性のパートナーが女性の体について声をかけるのはハードルが高いのでは。同じく花王ロリエブランド担当の石川さんは、男性の視点から次のように語ります。

左:花王ロリエブランド担当の濱津薫(はまつ・かおる)さん 右:花王ロリエブランド担当の石川雄一(いしかわ・ゆういち)さん
左:花王ロリエブランド担当の濱津薫(はまつ・かおる)さん 右:花王ロリエブランド担当の石川雄一(いしかわ・ゆういち)さん
ハフポスト日本版

「ロリエの担当になるまでは、婦人科検診や女性の体について関心を持てずにいました。しかし仕事をきっかけにさまざまなことを知り、今では周囲の女性の相談に乗ることもあります。なので、男性の第一歩として『生理がある』『婦人科検診がある』というように、まずは『ある』を知ることで変わっていくと思います(石川さん)」

また、濱津さんはパートナーとお互いの健康状態について会話することを重視しているといいます。そうした自身の経験から「男性は、女性の体についてどう関心を持ったら良いのか、わからないような気がします」と指摘。

そのうえで「女性からオープンに話すと、意外に調べてくれたり、応えたりしてくれます。ですから、ちょっと勇気を出してきっかけをつくることで、相手はちゃんと事実を受け止めて、協力してくれると思うんです」と、きっかけづくりの大切さについて話してくれました。

「どんな過ごし方も選びやすい世の中になるように」

なかなか広がらない日本の婦人科検診を背景に、10月3日から啓発キャンペーンをスタートしたロリエ。実は2年前からピンクリボン運動(乳がん検診の早期受診の推進などを目的とした世界規模の運動)の活動をおこなっていて、婦人科検診の啓発に取り組むのは今年で3年目だといいます。

生理用品ブランドが、なぜこうも熱心に婦人科検診の啓発をおこなうのか? その理由はブランドのパーパス(存在意義)にあるそうです。

ロリエのブランドステートメント
ロリエのブランドステートメント
kao

「ロリエのブランドパーパスに『女性が自分らしく自由に選択できる社会の環境を整えていく』ことがあるんです。その実現をサポートする活動として、検診の啓発をおこなっています。啓発活動を通して『つらいときはつらいと言っていい』や『体の変化も素直に不安と言っていい』『あなたはあなたのままでいいんだよ』といったメッセージを伝えていきたい。

さまざまな生理現象と体調の揺らぎを抱える女性たちのなかには、ゆっくりとしたい人もいれば、アクティブでいたい人もいます。または安心したい人もいる。だから『どんな過ごし方も選びやすい世の中になるように』という思いを込めて、ロリエは活動しています(濱津さん)」

生理をはじめ、心身の揺らぎを日々感じやすい女性。自分自身の体と心に向き合うことが大切だと理解していても、勉強や仕事、家事、育児……と、毎日せわしなく過ごしていて、なかなか時間が取れない人も多いと思います。

年に一度の婦人科検診は、そうした女性が自分自身と向き合うきっかけになるのでは。また、体や心のことについて一人で抱え込んでしまっている人にとっては、パートナーや家族、友達と話すきっかけにもなると思います。

女性の心身の調子は十人十色。それと同じように、日々の過ごし方や心身との向き合い方も人それぞれ異なると思います。まさにロリエが掲げるパーパスのように、色とりどりの個性をもつ女性たちが無理なく自分らしく、そして健やかに生きていける社会が訪れることを切に願います。

ロリエの婦人科検診啓発キャンペーンに関する情報は、こちら

また、以下のロリエ公式Twitterアカウントによる投稿をリツイートすると、1リツイートにつき5円を、乳がん・子宮頸がんを支援する団体へ寄付する「リツイート募金」もおこなっています(実施期間:2022年10月3日〜11月30日)。

※1:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録)2017年データによる

※2:OECD Health Statics 2020(海外50〜69歳)、2019年国民生活基礎調査(日本40歳以上)による

※3:ティール&ホワイトリボンプロジェクト2008年子宮頸がん予防の会記者発表資料による

取材・文:midori ohashi