PRESENTED BY 三菱UFJフィナンシャル・グループ

バスに乗る人、リゾートでくつろぐ夫婦…彼らが“サステナブルしちゃう”理由とは?

300万回以上の再生を記録。自社の取引先とコラボした三菱UFJフィナンシャル・グループの新作動画「サステナブルしちゃう日。~ Sustainable Moments」が、日常に隠された“サステナブル”を可視化する。

バスに乗りながら読書をする人、料理を楽しむ親子、リゾートでくつろぐ夫婦……。生活を楽しむ人々を、MUFGロゴから飛び出す赤い丸が結びつけていく。

人々に共通するのは、生活の中で気づかないうちに“サステナブル”を実践しているということだ。「サステナブルしちゃう日。~ Sustainable Moments」と題されたこの動画。一体、彼らのどこに“サステナブル”が隠されているのか。三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)で制作を担当したジェームズ・カティングさん、サステナブルビジネスに従事する森井淳紀さんに、動画の狙いや同社のサステナビリティ活動を聞いた。

左:MUFGサステナブルビジネス部業務推進グループの森井淳紀(もりい・あつき)さん 右:経営企画部ブランド戦略グループのジェームズ・カティングさん
左:MUFGサステナブルビジネス部業務推進グループの森井淳紀(もりい・あつき)さん 右:経営企画部ブランド戦略グループのジェームズ・カティングさん
Photo:Kaori Nishida

生活の身近なところに隠された“サステナブル”を可視化

300万回以上の再生を記録しているこの動画は、「こう見えてこの人、サステナブルしちゃってます」という印象的なセリフから始まる。カティングさんは、「生活の身近なところに、実はサステナブルな行動が隠れている。それをわかりやすく伝えることを目指しました」と語る。登場人物たちは、MUFGが支援したサステナブルなサービスや業種を、気づかないうちに利用しているのだ。

例えば、冒頭で女性がまどろみながら揺られているバスは、CO2や環境負荷のある物質を排出しない「水素燃料」を利用している。「カーボンニュートラル実現のため、次世代のエネルギーとして注目される水素を燃料として走行する燃料電池バスをいち早く社会に普及させる」そんな使命感を持ち、MUFGは寄付という形で支援してきた。

「紅葉と青空に恵まれました」(カティングさん)という星野リゾートでの撮影。自家水力発電所の設置等を通じて環境負荷の低減を実現する宿泊施設の運営をMUFGは支援
「紅葉と青空に恵まれました」(カティングさん)という星野リゾートでの撮影。自家水力発電所の設置等を通じて環境負荷の低減を実現する宿泊施設の運営をMUFGは支援

青空の下、夫婦がティータイムを楽しむ場所は、軽井沢の星野リゾートだ。星野リゾートは自然エネルギーを利用した宿泊施設の運営を目指し、温泉排湯や地中熱の利用、自家水力発電所の設置などを進めてきた。MUFGは金融の面からその支援を行う。

その他にも、プラグインハイブリッド車の生産・販売、クリーンエネルギーでのキノコ生産、船舶燃料の低・脱炭素化など、動画では全4社の取り組みを紹介。「実はあの旅館への宿泊や、あのクルマに乗ることが、“サステナブル”につながっていた」と気づくことができる。

三菱自動車(左上)、ホクト(右上)、星野リゾート(左下)、日本郵船(右下)の4社の取り組みが動画内で紹介されている
三菱自動車(左上)、ホクト(右上)、星野リゾート(左下)、日本郵船(右下)の4社の取り組みが動画内で紹介されている

“サステナブル”を自分事化するきっかけに

4社の出演について、カティングさんはこう語る。「金融機関は間接的に社会を支える存在ですが、支援先のサービスなどを通じて、生活と深くつながっています。サステナブルな社会づくりには、投融資先の企業との連携、生活者の皆さんの協力が不可欠です。それをわかりやすく表現するため、企業に出演を依頼しました」。

表現には、他にもこんな工夫が——。「取り組みを視覚的にも理解しやすくするため、ユニバーサルな表現であるピクトグラムアニメーションを用いました。人々をつなぐ赤い丸は、前作『赤い球の冒険~MUFG Soul Movie~』に続きMUFGを表現しています」。

ピクトグラムで視覚的にも理解しやすくなっている
ピクトグラムで視覚的にも理解しやすくなっている

「おかげさまで『わかりやすい』という声に加え、『新しさを感じた』という感想もいただいています。日常の生活とサステナビリティをリンクさせ、自分事化していただくきっかけづくりができたのかな、と思っています」。

目標35兆円。サステナブルファイナンスは好調に推移

2021年、日本の銀行として初となる「カーボンニュートラル宣言」をしたMUFG。2050年までに投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出量のネットゼロ、2030年までに自社の温室効果ガス排出量のネットゼロ達成を宣言している。

サステナブルビジネスを担当する森井さんは、具体的な進捗を教えてくれた。「2030年度までに、サステナブルファイナンスの累計額を35兆円にするという目標を掲げています。2022年度の上期までの3年半で、すでに19.4兆円まで積み上げました。内容も、本邦初となるスキームのものなどシンボリックな事例が多く、直近2年は環境省の「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の間接金融部門で金賞をいただいています。まあまあ好調かな、というのが私見ですが、現場で社員ひとりひとりが丁寧にお客さまと向き合った結果だと思います」。

森井さん
森井さん
Photo:Kaori Nishida

その達成のために進めてきたのが、従来の金融機関の枠を超えた、顧客への多面的な支援だ。「たとえば、ベンチャー企業のゼロボード社と協業し、温室効果ガスの排出量を可視化する支援を始めました。ほかにも、TCFD提言(*1)に基づいた気候変動への取り組みなどの情報開示を支援するコンサルティングの開始や、事業を通して環境・社会課題解決に取り組むベンチャー企業のピッチイベント(*2)「ESGアクセラレーター」の開催、日本の地域特性・産業構造の特徴や産業間の連関性等を踏まえたトランジションの必要性を国際的に発信するため、英文で「MUFGトランジション白書」を発表するなど、新たな提案や挑戦をしてきました」。

*1 気候変動要因に関する適切な投資判断を促すための情報開示を促す提言。TCFDは、気候変動関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の略称
*2 スタートアップ企業が投資家などに自社の事業やアイデアをプレゼンするイベント

自社内での取り組みも進めている。「パートナー企業(お客さま)と共に再生可能エネルギー発電所へ投資するファンド運営会社を設立、ファンドを通じて投資した発電所にて生み出された電力を出資者(パートナー企業・LP投資家・MUFG)が将来的に購入するスキームをつくりました。ファンド組成から案件獲得のプロセスに関与することで、再生可能エネルギーの普及、自社再生可能エネルギー利用比率の向上、ビジネス獲得と一石三鳥の実現に挑戦しました。2022年6月には、MUFG国内全社の自社契約電力の100%再生可能エネルギー化に成功しました」(森井さん) 。

カティングさん
カティングさん
Photo:Kaori Nishida

「それ、銀行の仕事なの?」と言われることも

新たな取り組みに挑戦する中で、「それ、銀行の仕事なの?」と言われることもあったという森井さん。しかし、「最近は、お客さまから『こういうことをやりたいんだけれど、どう思う?』『一緒にやりませんか?』と最初にお声がけいただき、それが次のビジネスにつながることが増えました」と、手応えを語った。

動画の最後に掲げられるカーボンニュートラル宣言
動画の最後に掲げられるカーボンニュートラル宣言

また、今後について次のように続けた。「サステナブルな社会を実現するには、まだまだ解決すべき課題が多く、様々なチャレンジが必要だと思います。環境・社会課題を解決しつつ、きちんとビジネスとして収益を上げる。その両立を求められる時代です。簡単ではありませんし毎日四苦八苦していますが、私たちがパイロットケースを創り、企業や人々を巻き込んでいけるような存在になりたいです」(森井さん)。

「MUFGが、誰もが普段の生活でサステナブルできちゃう世の中をつくっている」と思っていただくことを目指して、MUFGのブランドストーリーを提供し続けていきます」(カティングさん)。

◇◇◇

日常の何気ない1コマが、サステナビリティにつながっている。そんなことを気づかせてくれたこの動画。紹介しきれなかったシーンは、動画本編で見ることができる。また、動画公式サイトでは、それぞれのシーンが表す具体的な取り組みなども紹介されている。

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