ブラックホールの中ではどんな音がするのか、想像してみた事はあるだろうか?
アメリカ航空宇宙局(NASA)は8月21日、天文学者がペルセウス座銀河団の中心にあるブラックホールから抽出された音波の音をTwitterで公開した。
「宇宙に音がないという誤解は、ほとんどの空間が真空のため音波が伝わらないことにあります。銀河団はガスが多いため、実際の音を拾いました」
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この音トラックは、増幅され他のデータとミックスされたものだという。
NASAは、「意図的に不気味にした訳ではありませんが、この音はかなり増幅されており、他の音は光のデータから解釈しました」と説明。
「科学をより多くの人と共有したいという願いが、このようなデータを可聴化する動機の一つになっています」と加えた。
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NASAによるこの音のTwitter動画は、8月24日時点(日本時間)で既に1400回以上再生されており、「呪われてる」「不気味すぎる。今夜は眠れなくなりそう」など、不気味に感じる人の声が多く寄せられた。
2003年に天文学者が、ペルセウス銀河団の中心にあるブラックホールから放出される圧力波が銀河団の高温ガスに波紋を起こし、音に変換できることを発見。それ以来、そのブラックホールは音と関連付けられてきた、とNASAは5月に初めて音声を公開した際に述べた。
この音は人間には聞こえないほど低く、C4(中央ハ、もしくは真ん中のド)より57オクターブ下の音である。
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NASAは、音波を人間の可聴域に再合成し、本来の音程より何十オクターブも高い音に変換した。また、天文データを可聴化した音も加えたという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。