PRESENTED BY 日産自動車

EVを中心にビジネスが生まれ、社会が変わる。野村修也さん「充電時間もチャンスに」【CLEAN STAND体験】

「スマホのように、EVを中心にすることで、世の中が大きく変わるかもしれないんです」EVの可能性は自然環境に優しいだけじゃない。ガラケーがスマホに変わった時のような変化が今、始まっている。
中央大学法科大学院教授・弁護士の野村修也さん
中央大学法科大学院教授・弁護士の野村修也さん
KOHEI HARA

EVの普及が本格化し、「次に乗るならEVか」という声を聞くようになってきた。

そんな中、EVのトップランナーである日産自動車がEVオーナーへの優遇施策である「GREEN PASS」を開始。第二弾となる「CLEAN STAND」*では、EVの充電中に受けられる無料の洗車サービスを期間限定で提供した。

日頃から車を利用する野村修也さんが足柄サービスエリアでCLEAN STANDを体験。野村さんならではの視点でEVのこれからを語った。

*東名高速道路 足柄SA(上り)は2022年10月27日~11月9日、新東名高速道路 岡崎SA(上り)は2022年11月17日~11月30日に実施。
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充電の30分間は課題ではなくチャンス

── CLEAN STANDを体験していかがでしたか?

EVの課題で、まず思い浮かぶのは充電だと思います。まだあまりEVを利用したことがないので、充電というと家のコンセントに繋げるイメージが強く、EVの場合は何時間もかかるような気がしてしまいます。

しかし、実際は急速充電器は想像するよりも身近な場所にあり、30分程度で充電できるとわかり、さほど負担がないと感じました。そうは言っても、ガソリンなら数分待てば満タンになるわけですから、この30分程のEVの充電時間をどう生かすのかが重要になると思います。

CLEAN STANDでの洗車を見学する野村修也さん
CLEAN STANDでの洗車を見学する野村修也さん
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CLEAN STANDは、充電の空間と時間を有効に使うために、洗車やドリンクを提供するアイデアを出したわけですよね。このような姿勢は、EV時代の課題を乗り越えるヒントになると感じました。日産がトップランナーとしてEVの普及を本気で考えていることが窺えます。

── CLEAN STANDは、環境に優しい無水洗車を採用し、体に優しいドリンクを提供するというサステナブルなサービスであることも特徴です。

現状、EVに乗る人たちは環境問題への関心が高い人や、最先端の世界を体験したい人たちが多いですよね。

ライフスタイルに合うものが統一感のある形で提供されることはすごく大事です。その意味で、この30分の充電時間はサステナブルなサービスで満たされている必要がある。

CLEAN STANDではアイスとホットの2種類から選べる体に優しいドリンクのサービスも。「ミシュランガイド東京2022」で3年連続1つ星を獲得したレストラン「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作さんが監修する。野村さんが手にしているアイスはアップルミントやレモン、りんご酢をベースにハチミツとソーダを加えたすっきりとした味わいドリンク。ホットはカモミールとルイボスティーをベースにローズヒップ、ドライクランベリー、ドライジンジャー、シナモンをブレンドしたオリジナルティー
CLEAN STANDではアイスとホットの2種類から選べる体に優しいドリンクのサービスも。「ミシュランガイド東京2022」で3年連続1つ星を獲得したレストラン「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作さんが監修する。野村さんが手にしているアイスはアップルミントやレモン、りんご酢をベースにハチミツとソーダを加えたすっきりとした味わいドリンク。ホットはカモミールとルイボスティーをベースにローズヒップ、ドライクランベリー、ドライジンジャー、シナモンをブレンドしたオリジナルティー
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これこそがSDGsですよね。SDGsは企業が社会的責任を果たすための付随的な活動ではありません。サステナブルな社会を作る上で妨げとなっている様々な課題を新たなビジネスチャンスととらえて、その解決を通じて収益性と社会課題の解決を同時に実現するための目標なのです。

例えば、今回ドリンクを監修しているレストラン「sio」は、体に優しい飲み物を開発することで、充電の待ち時間を健康増進のための時間に変えました。将来的には、この味を求めて来店する人が、ついでに充電をして帰るという状況になればしめたもの。充電時間は見事に価値のあるものになったということです。

足柄SAでは日産のEVも展示された。左から「日産アリア」「日産サクラ」
足柄SAでは日産のEVも展示された。左から「日産アリア」「日産サクラ」
KOHEI HARA

社会の真ん中に新しいインフラとしてのEVを置くことで、EVのコンセプトに合うサービスや商品が、EVの課題を解決する形で生まれてくる。こうした流れが理想的なのではないでしょうか。その第一歩が、日産が手がけたCLEAN STANDなのだと思います。

つまり、急速充電の30分は実は課題なのではなくてチャンスなんです。それをサステナブルな社会づくりに充てる時間へ変化させるために、世界中の企業がアイデアを競い合う。これこそが「新しい資本主義」なのだと思います。

EVはスマホと似ている。EV中心の新しい世界観

── 野村さんご自身はEVの購入を検討されたことはありますか?

EVはラインナップが少なく、割高感を感じることもあり、今までは選択肢から外れていました。

でも、今年発売された軽EVの「日産サクラ」の話を聞くと、軽自動車にまでラインナップが広がって、値段も手頃になっている。もう普通に選択肢に入るところまできていると感じました。

2022年6月に発売された軽自動車EVの「日産サクラ」
2022年6月に発売された軽自動車EVの「日産サクラ」
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なぞらえるなら、昔のパソコンに近い流れです。僕が初めて大学教員になった頃は、パソコン1台が月給の3ヶ月分くらいしたんですよ。ようやく月給2ヶ月分くらいのパソコンが発売されて、仕事上必要だから購入しました。

その段階で全ての人たちにパソコンを買ってもらうことは難しいわけですが、「便利だよね」、「価格以上の価値あるよね」と広く認識されるようになると、購入者が増え、価格も手頃なものになってくる。EVもまさに今、その時がやってきているのではないでしょうか。

そしてこの先は、もっとすごい世界になるはずなんです。

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── EVによってもっとすごい世界になる。

ガソリン車の場合は搭載するバッテリーの容量に限りがありますが、EVは電気を大量に使えるので、フロントのガラスに映像を浮かび上がらせるようなこともできるかもしれません。そうすると、オーナーが自分でソフトウェアを自由に組み込むこともできるようになるでしょう。

これはつまりスマホですよ。スマホを中心に社会が変化したように、EVの特性を生かしたビジネスが発展し、EVを中心に世の中が大きく変わるかもしれないんです。

EVは自然環境に優しい道具という以上の可能性を秘めた乗り物なんですよ。

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課題はビジネスアイデアが解決していく

── EVの普及までには、課題もまだあります。どう解決すべきだと思いますか?

充電スタンドはすでに増えているものの、さらにどこでも充電できるようにすることで、より多くの人がEVの購入を検討するのではないでしょうか。

そのためには、やっぱりビジネスにどう結びつけるかです。例えば、自動車保険を販売している保険代理店さんが充電スタンドを置いたとします。自動車保険は毎年更新しますが、1回入ったら同じ代理店さんで毎年更新する人が多いですよね。でも、今はたくさんの保険があるから、もっとお得で、自分に合う条件の保険があるかもしれない。

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そこで保険代理店の前に充電器があったらどうでしょう。充電の30分間に保険の説明を受けた人が、新しいお客様になってくださるかもしれませんよね。同じようなことは、カフェやファストフードの店でも起こるかもしれません。

このように、充電時間がビジネスチャンスだということに多くの人が気づけば、充電スタンドも自ずと増えていくと思います。

── EVのフロントランナーである日産自動車ができることはあるでしょうか。

日本の中で、EVといえば日産を思い出す人が多いですよね。この状況を作り出してきたのは正直すごいなと思います。

日産にはこれからも異業種の方々、NPOやNGO、政府や自治体、大学や専門家など幅広い人々を巻き込みながら、新しい社会づくりに挑戦してほしいです。今回のCLEAN STANDのように、様々な課題をビジネスチャンスに変えながら、EVを社会インフラの真ん中に置く新たな社会を作っていくことは、フロントランナーである日産だからこそ実現できていることであり、今後も継続してほしいです。

◇◇◇

■ CLEAN STAND

日産発のEVオーナー優遇サービス「GREEN PASS」の第二弾。EVの充電中に洗車サービスとドリンクの提供を受けることができる。東名高速道路 足柄SA(上り)、新東名高速道路 岡崎SA(上り)で展開。足柄SAでは2022年10月27日~11月9日、岡崎SAでは2022年11月17日~11月30日の期間限定で実施される。

すべてのEVオーナーが対象で、日産車以外のEVオーナーもサービスを受けることができた。

詳しくはGREEN PASS公式サイトをチェック

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