【サッカー女子W杯】優勝のゴールを決めたスペイン選手、試合後に父親が亡くなったことを伝えられる

ワールドカップでイングランドを破り初優勝したスペイン。オルガ・カルモナ選手は「私に特別な何かを達成する力を与えてくれた」と父への思いをつづっています
サッカー女子W杯で優勝し、トロフィーにキスするオルガ・カルモナ選手(2023年8月20日)
サッカー女子W杯で優勝し、トロフィーにキスするオルガ・カルモナ選手(2023年8月20日)
NurPhoto via Getty Images

サッカー女子ワールドカップで優勝したスペインのオルガ・カルモナ選手の父親が亡くなったと同国のサッカー連盟が発表した。カルモナ選手は決勝戦の後に訃報を伝えられたという。

オーストラリア・シドニーで8月20日に行われたFIFA女子ワールドカップ決勝で、スペインは1-0でイングランドに勝利し、ワールドカップ優勝の快挙を成し遂げた。

この試合で、唯一の得点を決めたのがキャプテンのカルモナ選手だった。

スペインサッカー連盟は「オルガと家族に心からのお悔やみを申し上げます。オルガ、私たちはあなたを愛しています。あなたはスペインサッカーの歴史の一部です」とXにつづっている。

カルモナ選手はレアル・マドリード所属のディフェンダーで、準決勝のスウェーデン戦でもゴールを決めて、スペインの初優勝に大きく貢献した。

カルモナ選手は21日、ワールドカップの優勝メダルを手にした写真とともに、次のような父親へのメッセージをXに投稿した。

「あなたは、私に特別な何かを達成する力を与えてくれました。今夜、あなたが私を見守り、誇りに思っていたことを私は知っています。お父さん、どうか安らかに眠ってください」

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